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投稿日: 2012.05.03 00:00
更新日: 2018.02.16 08:45

DIJON Racing、S耐第2戦もてぎは7位完走で終える


2012/5/1

スーパー耐久シリーズ2012 第2戦 もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会
ツインリンクもてぎ

2012年4月28日(土)公式予選、29日(日)決勝レース
ツインリンクもてぎ  レース距離:4時間

DIJON Racing  クラス :ST4  ゼッケン:No.48
車両名:DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5
チーム監督 :井上恵一  チーフエンジニア :水越真一  チーフメカニック :福岡 学
レースエンジニア:佐藤賢二    
ドライバー :Takamori博士 / 井上恵一 / 村田信博
タイヤ:YOKOHAMA  参戦車両 :ホンダ インテグラDC5
技術協力:ミネルバレーシング、株式会社エンドレスプロジェクト、株式会社和光ケミカル

[ スーパー耐久シリーズ2012 第2戦 もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会 ]

 DIJON Racingスーパー耐久シリーズ
「2012第2戦 もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会 / ツインリンクもてぎ 」に参戦。

 スーパー耐久シリーズ第2戦は、ゴールデンウィークの始まりとなる4月28日(予選)、29日(決勝)と2Dayイベントとして、ツインリンクもてぎ(栃木県)で開催された。このスーパー耐久シリーズ第2戦は、「もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会」として開催され、沢山の観客が来場し、サーキットは華やかな雰囲気の中でレースが行われた。

 ツインリンクもてぎの全長は4801m。長短の直線をタイトなコーナーでつないだ、いわゆるストップ&ゴーのレイアウトとなっている。最高速からのフルブレーキングと、コーナー立ち上がりでのフル加速の連続となるため、タイヤやブレーキにとってはきびしいサーキット。他車を抜くためのポイントも多くはなく、ドライバー間の駆け引きも重要となる。今回のスーパー耐久シリーズ第2戦迄がシリーズ戦の中で最もレース距離の長い4時間レースとして争われた。

 開催前日の4月27日金曜日、3時間の専有走行が行われ、開幕戦(富士スピードウェイ)と同様に雨に悩まされるコンディションとなってしまった。DIJON Racingは、昨年の参戦車輌S2000からインテグラDC5へと車両を変更して今シーズン臨んでいる。シーズン直前に参戦が決定したこともあり、事前のテストが満足に出来ておらず、車両開発ならびにセッティングが遅れている感じは否めない。そんな状況の中、開幕戦に続き占有走行時間枠が雨となり、ドライコンディションでの走行が満足に出来ずセッティングが進まない状況にチームは苦戦を強いられた。

 4月28日(土)予選日、前日の雨から天候も回復、朝のウォームアップ走行がスタートする頃には路面コンディションもドライとなりスリックタイヤで走行、今回の第2戦DIJON Racingの第3ドライバーにはST3クラスのランキング2位も獲得した経験豊富な力強い助っ人、村田信博選手が加わり走行を開始。ツインリンクもてぎに合わせた新たなサスペンションセッティングを中心に入念セットアップを続け、それぞれのドライバーが確認するが思うようにセッティングが決まらず、ウォームアップ走行が終了。タイムがあがらず、予選を前に大幅なセッティングの変更を行う状況となってしまった。

 午後2時40分からスタートした公式予選、ぶっつけ本番状態のセッティングと言う不安な要素を抱えつつAドライバー予選にTakamori博士がコースイン。チームピットとの無線交信でマシンの状況確認、セットアップを進めながらタイムを更新するが2分13秒台がやっとと言う状況に決勝を見越したセットアップに集中し、続くBドライバー予選、Takamori博士のコメントからセッティングを進め、井上恵一が2分11秒台までタイムを詰めるが合算タイムの正式総合予選結果は「4‘24.865」でST-4クラス、10番手、総合27番手グリッドから決勝スタートとなった。

 予選の結果には反映されないが、Bドライバー井上恵一の走行からさらにセッティングを進め村田信博がCドライバー予選を走行、2分11秒台前半までチームのベストラップを上げることが出来、決勝レースでのポジションアップに期待できる内容であった。

 4月29日(日)決勝当日、上空に澄み切った青空が広がり、快晴に恵まれ朝からレースファンが集結、いつもより増して賑わいを見せたツインリンクもてぎ。気温は28度、路面温度は50度と4月下旬だというのに、まるで夏日を思わせるような天気になった決勝当日を迎えることとなり、「4時間のタイヤマネージメントが勝敗を握る」という過酷なレース展開となることは、容易に想像できた。

 迎えた午後12時30分、もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会、第2戦4時間のサバイバルレース、決勝がスタート。

 スタートドライバーはBドライバー井上恵一が担当。スタートで8番手にポジションアップ、タイヤを温存する為にペースを押えながら周回を重ねる。途中、数周に渡って、コーナーリング有利なS2000(№116 W S ENGINEERINO)と激しいバトルを繰り広げつつも、1時間30分38Lapのスティントを総合25位、クラス7位で、2ndドライバーTakamori博士にバトンを渡す。日中最も路面温度の上がる状況でピットアウトしたTakamori博士は無理をせず、タイヤマネージメントと燃費を稼ぎながらポジションアップする作戦で周回を重ねるが、70 Lap目にガス欠の症状が発生、ピットインを余儀なくされ予定よりも早く3rdドライバー村田信博に交代、上位入賞に向け最後のコースイン。
コースイン後の村田信博は、その経験豊富な実力を生かしペースを上げ猛追するも1歩及ばず、16時35分ゴールのチェッカーを受けた。

 トータル106Lap正式結果は総合23位、ST-4クラス、7位完走で第2戦を終えた。


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