ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.01.15 00:00
更新日: 2018.02.17 05:22

GTアカデミー勝者たちがドバイ24時間で健闘


NISSAN MOTORSPORTS
2015.01.13

GTアカデミー勝者、ドバイ24時間で総合5位・クラス2位と大健闘

・ゲーマー出身レーサーだけのチーム初戦としては最上位の総合5位、Pro-Am(プロ-アマ)クラスでは2位に
・プレイステーションのゲーマーが、550馬力を誇るNISSAN GT-R NISMO GT3で現実のレースに挑戦
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2015年1月10日 ドバイ(UAE=アラブ首長国連邦)
 ニスモ/プレイステーションGTアカデミーは、プレイステーションのゲーム、グランツーリスモの世界からレーサーを発掘するという偉業を続けています。今回は、ゲーマー出身レーサーばかりのチームで参戦した2015年ドバイ24時間レースで、Pro-Am(プロ-アマ)クラス2位、総合でも見事5位に入る大健闘を見せました。

 2014年GTアカデミー優勝の特典として、フルレーシングスペックの550馬力NISSAN GT-R NISMO GT3で名門の国際レースに参戦したのは、ゲイタン・パルトウ(フランス)、アメッド・ビンーカーネン(サウジアラビア)、リカルド・サンチェス(メキシコ)、ニコラス・ハーマン(米国)です。GTアカデミーによる最先端のドライバー育成プログラムでわずか3ヶ月のトレーニングを積んだだけのメンバーが、快挙をもたらしました。新人ドライバーたちと共に、2013年GTアカデミー・ドイツの勝者、フローリアン・ストラウスが、1年半に渡るレース経験を積んだ“プロフェッショナル”としてチームに合流しました。

 10回目の開催を迎えたドバイ24時間は、GTアカデミー勝者ドライバーの新人たちが初めて経験する国際レースとなりましたが、ゲーマー出身のレーサーたちがドバイで最高峰のA6カテゴリーに参戦するのも今回が初めてとなりました。今回のゲーマー出身レーサーたちは、規律正しく、コントロールされた落ち着きのある走りを見せ、さらに表彰台に上がるに十分な速さをも披露してみせました。Pro-Amクラスで彼らより上に行ったのは、ふたりのプロフェッショナルドライバーを擁する1チームだけ。このうちのひとりは、GTアカデミーの審査員、ロブ・バーフでした。

 ストラウスは、木曜日の予選で23号車を総合14位、Pro-Amクラストップにつけました。ストラウスは金曜日、95台がグリッドに並んだレースのスタートも担いました。ストラウスはヨーロッパ地域勝者のパルトウに交替、その後ドバイの埃が舞う中で、中東地域勝者のビンーカーネンにステアリングを託します。インターナショナル大会勝者のサンチェスと北米地域チャンピオンのハーマンは、5.39kmのサーキットが暗闇に包まれてから最初のスティントを迎えました。