更新日: 2018.02.17 11:35
LMcorsa RC F GT3、予選20番手から入賞を狙う
2015 SUPER GT
LMcorsa・OTG Race Report
第8戦 ツインリンクもてぎ
◆11月14日(土) [予選] 天候:曇り時々雨 | コース状況:ウエット
#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3/飯田章.吉本大樹/20位/2分00秒954
4月に岡山国際サーキットで開幕し、国内の主要サーキットとタイのブリーラム国際サーキットを転戦。大きな盛り上がりを見せた 2015 年のAUTOBACS SUPER GTシリーズも、いよいよ最終戦。ツインリンクもてぎを舞台にファイナルバトルが展開される最終戦「MOTEGI SUPER GT 250km RACE」を迎えた。
レースウィークの初日は、朝夕の寒さが一段と厳しくなってきた11月14日。午前中に公式練習が行われ、午後にノックアウト方式の公式予選が行われるレースパッケージはいつも通り。9月に公式テストが行われていたが、コンディションが大きく違っているから、その時のデータがどこまで(信頼して)使用できるかも興味深いところだ。
今シーズンで参戦2シーズン目となるLMcorsaチームだが、今シーズンはまた一段とハードルを上げての参戦を続けてきた。それはマシンを、実績のあるBMW Z4からブランニューのLEXUS RC F GT3に変更したこと。飯田章/吉本大樹のドライバーコンビなどチームのパッケージは不変だが、ニューマシンの開発には『生みの苦しみ』がついて回る。チームが一丸となりモチベーションを高く保つことが必要だが、そのためにも好成績を残すことは重要で、オートポリスで今季2回目の入賞を飾ったことは大きい。
土曜の朝一番で行われた公式練習では、飯田と吉本が交替でステアリングを握り、コンディションの良いタイミングで走った吉本がマークした1分59秒718で、このセッションの24番手に着けている。午後の公式予選では吉本がQ1を担当。雨脚が強まってコンディションが酷くなったこともあり、午前中の自己ベストにも届かなかったがポジション的にはクラス20番手までアップ。Q2進出は果たせなかったがチームは早くも気持ちを決勝レースに切り替えていた。
前回のオートポリスでは開幕戦以来となる今季2度目の入賞を果たし、チームは大いに気勢を上げていた。その良い流れを繋ぎ、来シーズンに向けさらに上昇させていくためにも明日の決勝レースは重要だ。シーズン総決算となる最終戦に臨むチームに、大きなご声援をお願いします。
ドライバー/吉本大樹 Q1:2分00秒954/20位
「朝の公式練習では先ず、持ち込んだタイヤをチェックしましたが、この時からフィーリングは悪くなかった。バランスも良かったので、公式練習では(持ち込みの)セットを変更することなく走りました。午後の公式予選に向けては少しだけセットを変更しましたが、雨が多くなって路面のコンディションが変わってしまい、厳しかった。グリップが足りませんでしたね。でも、ドライバーとしてベストなアタックができたと思っています。明日の決勝はドライコンディションとなることも予想されていますが、ドライのセットは全くの“決め打ち”となります。でも何とか頑張ってもう一度、ポイントを獲ってシーズンを終えたいですね」
監督/小林敬一
「本当は、もう少し上のグリッドに着けると思って(=期待して)いましたが、やはり厳しいですね(苦笑)。ライバルと比べて現状でのポテンシャルは、ちょうどこのくらいかもしれませんね。ただし決勝では着実に走って前回の再現を狙います。つまりミスなくトラブルなく走って、周囲のミスを着実に拾って行く(=ライバルが脱落することで自分たちのポジションを上げていく)。これが作戦です。前回に続いて2戦連続でのポイント獲得を目指し、粘り強いレースをしたいと思っています。ファンの皆さんには、いつものように最後まで応援してもらえるよう、お願いします」