更新日: 2018.02.17 02:39
MUGEN CR-Z、様々なトラブルも8位で確実に得点
2014 Race Report
TEAM 無限
シリーズ名:2014 AUTOBACS SUPER GT SERIES ROUND 6
大会名:第43回インターナショナルSUZUKA 1000km
距離:5.807km×173周(1004.611km)
予選:8月30日(土) 晴れ ・ 観衆:25,000人(主催者発表)
決勝:8月31日(日) 晴れ ・ 観衆:36,000人(主催者発表)
様々なトラブルに見舞われるも8位入賞!確実にポイントを奪取!
#0 MUGEN CR-Z GT(中山友貴/野尻智紀/道上龍組)は、8月30日~31日に鈴鹿サーキット(三重県)で開催されたSUPER GTシリーズ第6戦に参戦した。シリーズ第6戦は、晩夏の鈴鹿サーキットでシリーズ最長の1000kmで開催された。TEAM無限では酷暑の長距離レースに備え、第3ドライバーとして今季エグゼクティブ・アドバイザーを務めてきた道上龍を登録してレースウィークに臨んだ。
#0 MUGEN CR-Z GTは、長いレースに備え、エンジンルーム内の熱害を予防するため、エキゾーストパイプに覆いをつけてリヤフェンダー前端開口部から冷気を導入、覆いからアルミのフレキシブルパイプを伸ばし車両後端まで引っ張って排気し、冷却効率を高める改良を加えた。
スポーツランドSUGOで採用した夏用グリル、スワンネック式リヤウイングなど新しい空力パーツを引き続き装備している。ウェイトハンディは、前戦に引き続き38kg。JAF-GT300クラス参加条件として、吸気リストリクター径は28.66mm×2、燃料補給装置流量オリフィス(φ27.5mm)、ハイブリッド重量60.1kgが適用されている。
8月30日(土)
■公式練習:1位(ベストタイム:2分00秒531)
ドライコンディションで午前の公式練習セッションが行われた。#0 MUGEN CR-Z GTのコックピットには、まず今回第3ドライバーとして登録した道上選手が座わりコースイン。次いでいつものように中山選手、野尻選手がステアリングを握った。
道上選手は3周を走って2分23秒017、中山選手は13周を走り2分01秒542、野尻選手は13周を走り2分00秒531を記録した。野尻選手のタイムはGT300クラスのコースレコードであり、GT300クラストップのタイムであった。
■公式予選:2位(Q1:3位 2分00秒424 Q2:2位 1分59秒639)
午後、公式予選が行われた。スターティンググリッドは、全マシンが参加するQ1と、Q1の上位13台のみが出走できるQ2の、2段階制ノックアウト方式で決まる。
チームは、Q1を中山選手、Q2を野尻選手で戦う作戦をとった。中山選手は3周目にタイムアタックを行い、2分00秒424を記録して2番手につけた。ここでコースアウトした車両がでたためセッションは赤旗で中断、セッションは残り5分で再開されたが、中山選手は2度目のタイムアタックを行わずピットに待機したままセッションを終えた。この結果、#0 MUGEN CR-Z GTは3番手でQ2へ進出した。
Q2は7分遅れの午後2時47分から始まった。セッションのためにコースオープンされても野尻選手はピットに待機し、出走車両の最後尾近くでコースインし、タイムアタックを行った。3周目、1分59秒639を記録、この時点でトップタイムから0秒524遅れの2番手につけた。ここで、コース上で発生したアクシデントを受けセッションは赤旗で中断。午後3時3分、残り4分でセッションは再開されたが、チームはこれ以上のタイム短縮は望めないとし、野尻選手をピットに待機させたままセッションを終えた。スターティンググリッドは2番手で決定した。