スーパーGTニュース

投稿日: 2014.05.10 00:00
更新日: 2018.02.16 23:42

Studie BMW Z4、ペナルティも猛追で4位に


BMW Sports Trophy Team Studie

[レポート]2014オートバックス SUPER GT 第2戦 FUJI GT 500km RACE

21位まで順位を落としながら
決勝4位で8ポイント獲得

2014年5月3日予選 (天候:晴れ/コースコンディション:ドライ)
2014年5月4日決勝 (天候:晴れ/コースコンディション:ドライ)
場所:富士スピードウェイ(静岡県御殿場市/全長4.563km)

苦手と言われた富士スピードウェイで
予選は6番グリッドを確保

 5月3日快晴。予選のQ1担当を強く希望したヨルグ・ミューラー選手に、BMW Sports TrophyTeam Studieはステアリングを託す。Q2に駒を進めるのはGT300にエントリーする24台中13台。ここで半数に絞られる。ボーダーラインは1分39秒台と言われていたものの、蓋を空けてみれば38秒台のタイムを刻むマシンが続出。ハイアベレージな激戦となる。

 ヨルグ・ミューラー選手の駆るNo.7 Studie BMW Z4は1分38秒811がベストラップ。8番手の位置から手堅くQ2進出を決めた。直線区間が多く、トップスピードでターボ車やハイブリッド車に劣るZ4 GT3にとって、富士スピードウェイは苦手なサーキットに挙げられてきたが、MY14モデルは卓越したコーナリング性能で、互角に闘えることを証明してみせた。

 予選Q2。荒 聖治選手がドライビングシートに潜り込む。他のマシンがコースに出てから間を置き、クリアなラップが取れるタイミングでピットを出る。全車が4 ラップを重ねたあたり、N o . 3B-MAX NDDP GT-Rが1分37秒841をマーク。唯一の37秒台でポールポジションを事実上確定させた。No.7 StudieBMW Z4は同じく4ラップ目で1分38秒323を記録。4番手の好位置だ。タイムアタックをさらに重ねる必要はないと判断し、チームは荒 聖治選手をピットに戻す。

 その直後、No.0 MUGEN CR-Z GTが1分38秒320をマーク。さらにNo.61SUBARU BRZ R&D SPORTが1分38秒034でセカンドグリッドを奪取。この2台のタイムにより、No.7 Studie BMW Z4は決勝を6番手の位置からスタートすることになった。3列目以内からのスタートは決勝の展開を有利に進めるためにチームが目標としていたボーダーライン。手応えのある予選結果となった。