更新日: 2018.02.15 16:08
【BMW Group PressClub Japan】BMW初のハイブリッド・システム搭載モデル「ActiveHybrid 7」誕生
BMW初のハイブリッド・システム搭載モデル「ActiveHybrid 7」誕生 BMW EfficientDynamicsを高次元で実現。世界で最もダイナミックなハイブリッド・システム搭載モデル。燃料消費率およびCO2排出量を約15%削減。
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ローランド・クルーガー)は、BMWのフラッグシップ・モデルであるニューBMW 7シリーズにV型8気筒エンジンと電気モーターを採用したハイブリッド・システムを搭載する「BMW ActiveHybrid 7(アクティブ・ハイブリッド・セブン)」およびロング・ホイールベース・バージョンの「BMW ActiveHybrid 7 L(アクティブ・ハイブリッド・セブン・エル)」を、全国のBMW正規ディーラーで本日より注文の受付を開始すると発表しました。お客様への納車は、2010年初夏を予定しています。
BMW 7シリーズは今から約30年前の1977年に、初代モデルが誕生。誕生から現在に至るまで、ラグジュアリーとダイナミックなパフォーマンスを最も革新的な形で両立し続け、BMWのフラッグシップ・モデルとして君臨しています。モデル・チェンジ毎に数多くの先進技術を取り入れ、ベンチマークとしても位置付けられています。本年3月発表の現行モデルとなる第5世代ニューBMW 7シリーズでは、より少ないエネルギーで、より高い性能を実現するEfficientDynamics(エフィシエント・ダイナミクス)の具現化を実現しています。
ニューBMW ActiveHybrid 7は、BMW EfficientDynamicsの哲学を高次元で実現したBMW初のハイブリッド・システム搭載モデルです。BMWツインパワー・ターボおよび高精度ダイレクト・インジェクション・システムを採用したV型8気筒エンジンに、高効率なハイブリッド・システムを組み合わせたニューBMW ActiveHybrid 7は、ヨーロッパ・テスト・サイクルにおいて、僅か4.9秒で時速100km/hまで加速する圧倒的な運動性能を実現すると同時に、約15%の燃料消費率の向上とCO2排出量の削減を達成しています。
メーカー希望小売価格(消費税込)
エンジン 4.4 リッター V 型 8 気筒 DOHC+ 電気モーター
トランス ミッション 8AT
希望小売価格
ニュー BMW ActiveHybrid 7 ¥ 12,800,000
ニュー BMW ActiveHybrid 7 L ¥ 14,050,000
-ステアリング・ポジション: 左ハンドル
-上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。
-BMWサービス・インクルーシブ適用価格:79,000円。
ニューBMW ActiveHybrid 7の主な特徴
世界初:
V型8気筒エンジンに電気モーター、8速オートマチック・トランスミッション、リチウムイオン・バッテリーを組み合わせた世界初のハイブリッド・システムを搭載。
BMW初:
BMWのオートマチック・トランスミッション・モデルとしては初めて採用されるアイドリング・ストップ機能「ハイブリッド・スタート/ストップ機能」を搭載。
BMW初:
炎天下に駐車した場合でも快適な室内空間を提供するBMW初の「リモート・クライメート・コントロール機能」を標準装備。
V型8気筒エンジンに電気モーター、8速オートマチック・トランスミッション、リチウムイオン・バッテリーを組み合わせた世界初のハイブリッド・システムを搭載
ニューBMW ActiveHybrid 7は、フラッグシップ・モデルに相応しい存在感、スポーツ性とエレガンスを併せ持つ、他に類を見ない洗練された真のラッグジュアリー・セダンに最も卓越したハイブリッド・テクノロジーを採用した全く新しいモデルです。
高効率なV型8気筒エンジンと電気モーター、極めてスムーズな加速と高い効率性を提供する8速オートマチック・トランスミッション、そして小型軽量設計のリチウムイオン・バッテリーをインテリジェントに組み合わることにより、BMWならではのドライビング・ダイナミクスの更なる向上を実現しています。BMW ActiveHybrid 7のシステム全体の最高出力は342kW(465PS)、最大トルクは700Nmを発揮します。また、BMW 750iおよび750Liに比べて、最高出力が14%、最大トルクが17%向上しているにも関わらず、ヨーロッパ・テスト・サイクルにおいて、約15%の燃量消費率の削減とCO2排出量の削減を実現しています。
BMWのオートマチック・トランスミッション・モデルとしては初めて採用されるアイドリング・ストップ機能「ハイブリッド・スタート/ストップ機能」を装備
ニューBMW ActiveHybrid 7の8速オートマチック・トランスミッションは、BMWのオートマチック・トランスミッション車としては初めて採用となるアイドリング・ストップ機能、「ハイブリッド・スタート/ストップ機能」を装備しています。このハイブリッド・スタート/ストップ機能の搭載によりアイドリング中にエンジンが自動的に停止し、信号待ちや渋滞での無駄な燃料消費を抑え、運転者がブレーキ・ペダルから足を放すと、停まっていたエンジンが自動的に起動します。この機能により、エンジンをより頻繁に、長い時間停止させることができるため、燃料消費率およびCO2排出量のさらなる削減が可能になりました。リチウムイオン・バッテリーの電力で作動する電気モーターはエンジン・スターターとしての機能も果たすため、ほとんど振動を発生させずにエンジンをごく短時間で始動させることが可能になりました。
BMW初のリモート・クライメート・コントロール機能により高い室内快適性を実現
BMW ActiveHybrid 7のエア・コンディショナー・システムは、エンジンから完全に独立してリチウムイオン・バッテリーからの電力で作動するため、エンジン停止中でも作動することが可能です。ハイブリッド・スタート/ストップ機能が作動し、エンジンが停止している場合、エア・コンディショナー・システムが室内の温度を快適に維持します。
また、停車中の車両のエア・コンディショナー・システムを車外からでも起動する「リモート・クライメート・コントロール機能」を装備しているため、炎天下に車を長時間駐車していたとしても、乗車する前に車外からエア・コンディショナー・システムを起動し、短時間で室内を快適な温度にまで下げ、快適な室内空間で車両を発進させることが可能です。
さらに進化するBMW EfficientDynamics戦略
既に発表のニューBMW 7シリーズでは、既存技術の効率を高めながら、高効率なオートマチック・トランスミッション、インテリジェント軽量ボディ、ブレーキ・エネルギー回生システム等を採用し、燃料消費率の削減を実現しています。
そして、この度、BMW初のハイブリッド・モデルの投入により、さらなる燃料消費率の向上が実現しました。ニューBMW ActiveHybrid 7の誕生により、より少ないエネルギーで、より高い性能を実現するBMW EfficientDynamics(エフィシエント・ダイナミクス)戦略は、第二ステージへと進化します。
BMWグループの環境への取り組みは、第三者機関においても高く評価されており、ダウ・ジョーンズのサステイナビリティ・インデックス自動車部門においては5年連続で第一位に選定、ヨーロッパ運輸・環境連盟(T&E)の調査報告においても抜群な環境性能の進歩が認められています。また、ヨーロッパ自動車工業会AECA(European Automobile Manufacturers' Association)が定めたCO2削減に関する自主規制にもBMWグループは積極的に取り組み、1995年と比べて、昨年にヨーロッパで販売したニュー・モデルのCO2排出量を27%も削減することに成功しています。
将来のステージにおいては、地球環境にもっとも配慮した技術、つまり、炭素を含まずCO2を排出しない物質、水素エネルギーを内燃エンジンに使用するシステムの実用化を、BMWグループは目指しています。2006年11月、BMWグループは7シリーズをベースにした、プレミアム・セグメントにおける初の水素自動車、BMW Hydrogen 7 (ハイドロジェン・セブン)を発表しました。
BMW Group Studio(東京都千代田区丸の内1-9-2)にて、11月10日まで、ニューBMW ActiveHybrid 7を参考展示する予定です。
今の時代のラグジュアリー・セダンに相応しい数々の最新機能を装備
ニューBMW ActiveHybrid 7およびActiveHybrid 7 Lの主な標準装備品
・19インチ・アロイ・ホイール(ActiveHybrid 7専用デザイン)
・ActiveHybrid 7モデル・バッジ(トランク・リッド、Cピラー)
・ActiveHybrid 7ロゴ付きドア・シル・プレート
・ブレーキ・エネルギー回生システム*1
・ダイナミック・ドライビング・コントロール
・ダイナミック・ダンピング・コントロール
・バリアブル・ライト・コントロール機能付きアダプティブ・ヘッドライト
・リヤ・ビュー・カメラ
・タイヤ空気圧警告システム
・ダコタ・レザー・インテリア(シート / ドア・トリム)
・シート・ヒーティング(フロント / リヤ)
・4ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナー
・コンフォート・アクセス
・クライメート・コンフォート・ガラス(赤外線反射合わせガラス、全面)
・ソフト・クローズ・ドア(フロント / リヤ)
・アンビエント・ライト*2
・ヘッドアップ・ディスプレイ
・10.2インチ・ワイド・コントロール・ディスプレイ
・地上デジタル放送TVチューナー (ワンセグ / 12セグ自動切替)
・HDDナビゲーション・システム
・ランバー・サポート
・DVDチェンジャー
*1: ハイブリッド・システムに搭載された電気モーターがブレーキング時やアクセル・オフ時にオルタネーターとして機能し、従来は無駄に放出されていたエネルギーを電力に変換しリチウムイオン・バッテリーに充電します。
*2: ドア・パネル、ドア・ポケット、フロント・シート・バッグ、およびリヤ・センター・アームレスト周辺を照らし、エレガントなインテリア空間を演出します。