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投稿日: 2009.10.01 00:00
更新日: 2018.02.15 15:36

【Honda】インサイト、「2009年度グッドデザイン賞ベスト15」を受賞


インサイト、「2009年度グッドデザイン賞ベスト15」を受賞 Honda歩行アシストコンセプト、第一回「2009年度グッドデザイン・フロンティアデザイン賞」を受賞

 Hondaのハイブリッド車「インサイト」が、財団法人 日本産業デザイン振興会の「2009年度グッドデザイン賞ベスト15」*1を受賞した。
 また、「Honda歩行アシストコンセプト」が、第一回目の「グッドデザイン・フロンティアデザイン賞」*2を受賞した。

 今年2月に発売した「インサイト」のデザインは、空力性能の追求により鍛え抜かれた走りの形を実現したエクステリアと、ハイブリッド車らしい未来感を演出したインテリア空間が特長。
 また、軽量・小型なハイブリッドシステムをコンパクトな5ナンバーサイズのボディに搭載し、優れた燃費性能と気持ちの良い走りに加え、189万円*3からというお求めやすい価格で提供することで、より多くのお客様に乗っていただけるハイブリッド車として、幅広い層のお客様より支持されている。

 今回の審査では、「コンパクトボディにシンプルで整理されたデザインコンセプト、ユーザーにやさしい馴染みやすいドライビングインターフェースなど、来るべきハイブリッドカーやEVカー時代の指標となる優れたデザイン」が評価され、「グッドデザイン賞ベスト15」の受賞となった。

 また、第一回目の「グッドデザイン・フロンティアデザイン賞」を受賞した「Honda歩行アシストコンセプト」は、脚の振り出しを補助することで歩幅と歩行のリズムを調整する「リズム歩行アシスト」*4と、体重を支える力を補助することで脚にかかる負担を軽減する「体重支持型歩行アシスト」*5がある。Hondaは、より多くの人に移動する喜びを提案するため、1999年から「歩行アシスト」の研究を開始。現在では、有効性を検証する段階に至っている。

 今回の審査では、Hondaが目指す、人中心の先進技術とデザインによる「自然なアシスト制御」と「コンパクトで安心感のある外観」および「フロンティア性」が評価された。

また併せてHondaは、下記を同時に受賞した。

グッドデザイン賞
 ・「ライフ」
 ・「アコード/アコードツアラー」
 ・ガスパワー耕うん機「ピアンタ FV200」
 ・インバーター搭載発電機「EU26i」

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞*6
 ・車軸ローター式ミニ耕うん機シリーズ「こまめ F220」/「プチな FG201」

*1:「グッドデザイン賞ベスト15」
今年度のグッドデザイン賞全受賞対象の中でも、独創性、造形的な完成度、将来へ向けた提案性などで総合的に高い評価を得た15件が対象。この中から、11月6日に開かれるグッドデザイン大賞選出式で公開プレゼンテーションを実施して、1件がグッドデザイン大賞[内閣総理大臣賞]に決定される。なお、大賞以外の14件は、グッドデザイン金賞[経済産業大臣賞]になる。

*2:「グッドデザイン・フロンティアデザイン賞[日本産業デザイン振興会会長賞]」
近未来の生活を示唆する“まだ実現されていないものごと”を、持続可能な社会の実現という視点から評価し、推奨することによって、明日の社会を考える契機を広く提供する賞。2009年度から新設。

*3:Gタイプ 全国メーカー希望小売価格(消費税込み)

*4:「リズム歩行アシスト」
加齢などにより脚力が低下した人※の歩行をサポートする「歩行アシスト」装置。
Honda独自の協調制御技術を採用し、非装着時と比べて歩幅を広げることで、より楽な歩行を可能とする機器である。
※自力での歩行が可能な人

*5:「体重支持型歩行アシスト」
使用者※の体重の一部を機器が支えることで、歩行や階段昇降、中腰などの際、脚の筋肉と関節(股関節、ひざ関節、足首関節)の負担を軽減する。Honda独自の、人の重心方向へアシスト力を向かわせる機構と、脚の動きに合わせたアシスト力の制御により、様々な動作・姿勢での自然なアシストを可能とした。
※自力での歩行が可能な人

*6:「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞[経済産業省製造産業局長賞]」
人々に愛され支持され続けた道具や機器を、明日の生活という視点から再評価し、顕彰するもので、10年以上にわたり、継続的に生産販売されているか同一の商品コンセプトが継承されているもの。または、10年以上前に生産販売され、再度改めて生産販売している商品で、生活者に支持され続けた優れたデザインと認められるものが受賞対象になる。

グッドデザイン賞は国内唯一の総合的なデザイン評価・推奨の制度で、スタイリング、機能、品質、安全性などの基本要件はもちろん、暮らしへの提案までを含んだ質の高さが総合的に審査される。詳細については、財団法人 日本産業デザイン振興会ホームページを参照ください。(http://www.g-mark.org/)


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