更新日: 2018.02.15 14:53
【JF3A】F3オートポリス:金曜走行は安田がトップタイム
明日から行われるシリーズ第13/14戦を前にした8月28日、オートポリスを舞台に金曜練習走行が行われ、Cクラスではスリーボンドレーシングの安田裕信が、NクラスではHFDP RACINGの山本尚貴がそれぞれトップタイムを奪った。
午前10時から始まった1回目のセッションは、薄曇りの空の下、気温23℃、路面温度28℃でスタート。セッション開始11分で久保田克昭が最終セクションでグラベルストップし1回目の赤旗となると、今度は午前10時37分に国本雄資がコース後半の上り区間でクラッシュし、2度目の赤旗に。さらには、セッション終了1分前となる、午前10時59分には再び最終セクションで小泉洋史がクラッシュを喫し3度目の赤旗に。3度分断されることとなったこのセッションだが、トップタイムをマークしたのはマーカス・エリクソン。「このトラックはとてもバンピーだし、テクニカルで難しいね」と言いつつも、1分40秒887をたたき出し、2番手にコンマ5秒差をつけ初走行ながら好調な滑り出しに。2番手には井口卓人、3番手には安田裕信、4番手にはケイ・コッツォリーノ、5番手には岩崎祐貴となった。
また、Nクラスではアレキサンドレ・インペラトーリが1分43秒176でトップに立ち、山本尚貴が2番手。佐藤公哉、小林崇志らも僅差で最初の走行を終えた。
午後2時15分からの2回目のセッションでは、セッション開始直前に雨がパラつくなどしたものの、大きな天候の崩れの無いまま気温23℃、路面温度29℃でセッションが始まった。
しかし、このセッションでも開始6分のところで国本がスピンを喫し縁石上で動けなくなったため1回目の赤旗中断に。さらにセッション半ばには、コース前半に複数のマシンがストップするなどしたことで再び赤旗になってしまう。
セッション終盤に中断がなかったことから、ニュータイヤでのアタックは各陣営ともに行えたものの、やや消化不良的な1日となったようだが、この日の総合トップは午後のセッションで1分40秒272をマーク、「午前中はブレーキの焼入れなどやることが多かった上、中断も多くニュータイヤでのアタックはできなかった。午後にはなんとかアタックでき、セクター3のフィーリングは悪くないし、今週は良いレースができそうだ」と語った安田が獲得。2番手には1分40秒299と僅差で続いた井口、午前トップのエリクソンは1分40秒662で総合では3番手となった。
一方Nクラスでは、午後に1分42秒392を叩きだした山本がNクラストップを奪取。「クルマは変わらず調子が良いが、昨年オートポリスの予選では非常に強い風が吹き、戸惑ってしまった記憶があるので、気を引き締めて明日に臨みたい。今週末でチャンピオンを決めるつもりで戦う」と山本はNクラスのタイトル獲得に意欲を見せた。
この山本に続いたのは、1分42秒857をマークしたインペラトーリ。3番手には1分42秒886で小林が続いた。
比較的涼しいコンディションとなった今日のオートポリス。現時点では土日ともに大きな天候の崩れはなく、ドライコンディションでの戦いが展開されそうだ。