更新日: 2018.02.15 13:20
【トヨタF1】】F1世界選手権第6戦モナコGP予選
F1世界選手権第6戦モナコGP予選
J.トゥルーリ、T.グロックは最後列グリッドから巻き返し
2009年5月23日(土)モナコ公国/モンテカルロ市街地特設コース
パナソニック・トヨタ・レーシングは23日、モナコGPの予選に臨んだが、大変残念な結果となった。木曜日に苦労したフリー走行を終え、チームは、伝統的な金曜日の「休息日」を、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックの為に、TF109のデータ解析、セットアップの改良に当てた。しかし、曲がりくねったモナコの特設コースはTF109向きではなく、またクリアーラップを取れなかったこともあり、予選結果は全く期待はずれに終わった。予選第1セッションで両ドライバーは、ブリヂストンのスーパーソフトタイヤで彼らの最速タイムを出し、3回の走行を行なった。
ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー9 シャシー:TF109/06
フリー走行3回目 :19番手 1分16秒810(トップと1.646秒差) 26周
予選第1セッション :19番手 1分16秒548(トップと1.338秒差) 11周
グリッド :19番手 (暫定)
「大変がっかりしている。特に、予選第1セッションの終了直前、最後の2つのコーナーで他のクルマにブロックされた時は、とても良いラップタイムで走行していたから。自分の最速ラップになっていたはずで、簡単に予選第2セッションに進めたと思うので、怒りを感じている。結局、今日は、良いパフォーマンスを見せることができなかった」
ティモ・グロック : カー・ナンバー10 シャシー:TF109/05
フリー走行3回目 :17番手 1分16秒527(トップと1.363秒差) 29周
予選第1セッション :20番手 1分16秒788(トップと1.578秒差) 12周
グリッド : 20番手 (暫定)
「どこが問題なのか、分析しないといけない。今日は1周目から苦しんだ。クルマは素晴らしくはなかったが、ひどく悪いわけでもなかった。ただ、ペースがうまく刻めなかった。一生懸命攻めたが、充分ではなかった。今回のグリッドポジションでは難しいかもしれないが、明日の決勝ではもちろんベストを尽くす」
パスカル・バセロン : シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「見てのとおり、厳しい予選になってしまった。原因を調べている最中だが、明らかにクルマに問題があり、直さないといけない。スタートのポジションから考えると、難しい決勝になりそうだが、攻め続けていく」
新居章年 : シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「信じられない予選結果となり、本当に残念だ。昨日、ドイツ・ケルンのファクトリーと連携して、セットアップの変更と、フリー走行3回目で試す内容を決めた。クルマのバランスは悪くないが、グリップがどうしても出せず、予選に向けて、大きくセッティングを変更してみたが、結果に繋がらなかった。レースに向けては、前向きに考えれば、戦略の自由度があるので、もう一度全てを見直して、全力を尽くす」