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投稿日: 2009.05.11 00:00
更新日: 2018.02.23 10:29

【トヨタ・モータースポーツ・ニュース】TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【5月11日号】


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GP2シリーズがスペインで開幕 小林可夢偉は8位/5位

F1世界選手権
 F1世界選手権第5戦スペインGPが5月8日(金)から10日(日)にかけてスペインのカタルニア・サーキットで開催された。今季のF1にはTDPドライバーの中嶋一貴(AT&Tウィリアムズ)が参戦している。

 8日(金)2度にわたってフリー走行が行われ、午前中のセッションで5番手につけた中嶋は、午後のセッションでは序盤から好タイムをマーク。常にタイムシートの上位につけ、チームメイトのニコ・ロズベルグに次ぐ2番手タイムとなった。
 9日(土)午前中に行われたフリー走行3回目では18番手に留まったものの、続いて午後2時から行われた予選のQ1では、トップ17台が1秒以内に入るという激戦の中で、7番手タイムをマーク。Q2進出を決めた。
 Q2では、Q3進出のためのトップ10圏内に付けていたものの、最後に僅か0.022秒差でかわされ、11番手。Q3進出はならなかったが、今季最上位の11番手グリッドとなった。
 10日(日)午後2時から行われた決勝レースでは、スタート直後の多重クラッシュでフロントウィングにダメージを負い、修復のために2周目にピットイン。最後尾から好ペースで追い上げたが、13位でレースを終えることとなった。

GP2シリーズ

 ヨーロッパを転戦するGP2シリーズの開幕大会となるスペインラウンドが5月8日(金)から10日(日)にかけてF1第5戦スペインGPの併催レースとして行われた。
 同シリーズには、今季2年目となるTDPドライバー小林可夢偉が参戦。小林は昨年後半から今年前半にかけて行われてきたGP2アジアシリーズでチャンピオンを獲得しており、ヨーロッパを舞台とするメインシリーズでもタイトルを獲得すべく挑む。

 8日(金)午前11時55分から行われた公式練習走行では、小林はコースインしてすぐにエンジントラブルに見舞われ、ほとんど走行できず。満足なセッティングが出来ないままに予選に挑むこととなった。
 午後4時から行われた予選では、1セット目のアタックでセッティングを行ったものの、2セット目のアタック時間はその大部分を黄旗に阻まれ、22番手となった。

 9日(土)F1スペインGPの予選の後、午後4時から行われた第1レース決勝(39周)では、スタートで18番手まで順位を上げ、ピットがオープンとなった7周目にライバルに先駆けてピットイン。トップグループと遜色ないハイペースで追い上げ、全車がピットインを終えた時点で12位まで浮上した。
 その後、他車の接触、コースアウトもあり8位までポジションアップ。この接触によりセーフティカーが導入され、残り3周で再スタートとなった。小林は再スタート後、最後にタイヤ交換を終えたニコ・ヒュルケンベルク(ART)の猛追を受けたが、これを退け、8位でフィニッシュ。14台抜きの快挙で、1ポイントを得ると共に、上位8台が第1レースの逆順で決定される第2レースでのポールポジションを獲得した。

 10日(日)午前10時30分に第2レース決勝(26周)がスタート。ポールポジションの小林はスタートでホイールスピンを喫し、5位に後退。上位グループを追ったが、そのまま5位でチェッカーを受けた。


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