更新日: 2018.02.15 15:17
【横浜ゴム】低燃費指向スタッドレスタイヤ「ZEN 902ZE」新発売
【低燃費指向スタッドレスタイヤ「ZEN 902ZE」新発売】
横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、環境特化型トラック・バス用タイヤ「ZEN」シリーズのスタッドレスタイヤとして、低燃費指向スタッドレスタイヤ「ZEN 902ZE(ゼン・キューマルニ・ゼットイー)」を2009年9月より順次発売した。発売サイズは225/80R17.5 123/122L 〜 295/80R22.5 153/150Jの全9サイズで、同商品には希望小売価格を設定する。
「ZEN 902ZE」はスタッドレスタイヤを通年使用し、比較的遠路の運送が多く高速道路を頻繁に利用するユーザー向けに開発した。溝壁角度を変化させ、ブロック列の剛性を効果的に高めることで動きを抑制する「ウェーブドグルーブ」、さらに周方向へのブロック同士が噛み合う「小ピッチZブロック」、サイプの口開きを適正化する「スプリットクローズドサイプ」により接地時の歪み抑制を図った。これらにより、従来品(SY397)を上回る氷雪上性能を実現しながら、ころがり抵抗を25%低減し優れた省燃費性能を発揮する。通年使用タイヤに求められる摩耗後期のドライ・ウェット性能も十分に確保している。
現在、「ZEN」シリーズは耐摩耗性指向プレミアムオールシーズンタイヤ「ZEN
701ZE」、低燃費指向プレミアムオールシーズンタイヤ「ZEN 702ZE」、低燃費・省メンテナンス指向リブタイヤ「ZEN 102ZE」の3種を販売している。今回の「ZEN 902ZE」の追加により、さらに幅広いユーザーニーズを満たすラインアップが完成した。
横浜ゴムはトラック・バス用タイヤ事業の環境グローバルコンセプト「Z.ENVIRONMENT」の下、タイヤ開発において(1)ケーシングの長寿命化(リトレッドタイヤへの活用により地球資源の循環・再生に貢献)、(2)トレッドの長寿命化(タイヤライフの向上でタイヤ消費量を削減し省資源に貢献)、(3)ころがり抵抗の低減(車の燃費向上による省資源、排気ガス削減による大気汚染と地球温暖化防止に貢献)-の3つの環境性能を基本テーマとしている。