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投稿日: 2013.05.28 00:00
更新日: 2018.02.23 14:16

インディカー第5戦:佐藤琢磨レースレポート


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第5戦インディ500 決勝(5月26日)
佐藤琢磨、インディ500で過去最高となる13位でフィニッシュ
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 インディ500において、No.14ABCサプライ・ホンダに乗る佐藤琢磨はハードに戦い続けました。琢磨はスピンから立ち直り、前後の右タイアにブリスターを抱えながらも13位でフィニッシュしました。これまで4度インディ500を戦った琢磨にとっては、これが過去最高の成績であり、ABCサプライチームにとってはダレン・マニングが9位に入った2008年以来の好成績となりました。

 18番グリッドからスタートした琢磨は、200周のレースの48ラップ目に6番手まで浮上しました。その後、57ラップ目のターン2出口で360度スピンを喫したものの、どこにも接触することなく、レースを続行できる状況にありました。

 セーフティカーチームの手を借りて再スタートを切った琢磨に対して、ラリー・フォイトはそのまま走り続けるように指示しました。このため、コーションが出て他のドライバーがピットストップする間に、琢磨は順位を取り戻すことができました。

 ここから琢磨は反撃を開始します。しかし、右側の2本のタイアにブリスターが発生しており、うち1本は深刻な状況だったため、予定よりも7ラップ早くピットストップを行うことになりました。けれども、この影響で175ラップにピットストップしたときには燃料を満タンにしなければならず、ここで順位を9番手から19番手に落とすこととなります。その後、他のドライバーがピットストップするなどしたため、琢磨は13番手へと復帰しました。琢磨より前にフィニッシュしたドライバーのほとんどは、最後のピットストップをスプラッシュ&ゴーで済ませ、ポジションを上げていました。

 この結果、琢磨はIZODインディカー・シリーズのポイントスタンディングで2番手となりましたが、ロードコースシリーズ・チャンピオンシップでは依然としてトップに立っています。

佐藤琢磨のコメント
「慌ただしいレースでした。ひとりずつオーバーテイクして6番手まで順位を上げました。すべて順調のように思えましたが、わずかにバランスが狂った影響によりターン2で360度スピンを喫し、これで大きく順位を落としてしまいました。ここから再び順位を上げていかなければいけませんでした。たくさんオーバーテイクをしましたが、いくつかのスティントではグリップ不足に見舞われました。ピットでは何度かセットアップの修正を試みたものの、非常に難しい状況でした。13位という結果は残念ですが、僕たちは精一杯戦いました。今日だけでなく長い5月を通じてピットではメカニックたちが素晴らしい働きをしてくれたので、彼らには心から感謝しています。これからも攻める姿勢でチャンピオンシップを戦っていきます。優勝したジミーとTKには心からおめでとうと申し上げます」

(AJフォイト・レーシングのプレスリリースより)


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