更新日: 2018.02.17 01:44
ポルシェ、バイザッハの新設備を間もなく稼働開始
ヴァイザッハ研究開発センターの新たな駆動システムテスト用施設
日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は、ヴァイザッハの研究開発センターにおいて、新しいデザインスタジオ、風洞設備、およびエレクトロニクスインテグレーションセンターが間もなく稼働を開始いたします。さらに10月までには高層の大型駐車場が完成し、新しい駆動システムテスト用施設が2016年の完成を目標に建設されています。
合計18台のテストベンチが、新しいハイブリッド駆動システム、新しいエンジン、および新しい電気モーターの開発をさらに進めます。ほぼ2年以内に600名が仮設を含む現在の職場から新しい複合ビルへと移動します。すべての建物はポルシェの原則に従って効果的に開発と工程を連動すべく、開発センター敷地内に設けられます。
テストベンチ、ワークショップ、およびオフィススペースは、全てワンフロアに収められます。将来、パワーユニットとギアボックスも隣接する組み立て工場から最短経路でテストベンチの上に運ぶことができるようになります。すべては同じフロアでの作業となるため、一切の無駄な時間を省くことが可能となります。これにより、外部のテスト施設までの移動する必要はなくなります。さらに駆動システムテスト用施設のインテリジェントな構造は、従業員間の総合的な交流を促進するように設計されています。
新施設がオープンするまでに行うべきことが、まだ多く残っています。今後数週の間、基礎を作るために7台の掘削機が250,000m3もの敷地を掘り出します。しかし、岩の3分の1は現地の砕石機で砕かれ一時的に保管され、後に施設の建材として再利用されます。環境への影響をできるだけ抑えるために、残りの石は大部分が近くの石切場に持ち込まれます。
掘削された素材の大半は、専用に借りた隣接する土地に環境にやさしい方法で一時的に保管された後、周辺エリアの石切場に運ばれます。一回の運搬量を抑えることで、周辺の道路交通に与える影響はほとんどありません。