コロナショックに立ち向かうレースクイーンたちの現状
またライブ配信だけでなく、新たなファンとのオンライン交流も始まっているようだ。
「この状況下になってから9割方お仕事がなくなってしましました。大変な状況ですが、YouTube番組のMCに挑戦したり、ZOOMを使ったオンライン撮影会やTalkportという1対1のライブコミュニケーションなど新しい仕事にも挑戦しています」と語るのはレースクイーン3年目となる空陸海ゆきなさんだ。
「他のライブ配信アプリでは、大人数の方が私の画面を観てテキストでのコメントチャットで交流をする感じですが、Talkportはテレビ電話みたいに1対1で話していきます」
「普段、テレビ電話は仲のいい友達しかやらないので、来てくれる方がとても身近な存在に感じられますね。基本的には顔を知っているファンの方たちが来てくれるのですが、最初はとても緊張しました。でも、ファンの方とより近い交流ができていて楽しんでします」と語る。
■チームや事務所が支援グッズを販売
スーパーGT GT500クラスや全日本スーパーフォーミュラ選手権で活躍するTOM’Sは、チームの活動やドライバー・レースクイーンの活動支援を目的とした直筆サイン入り『TOM’Sチーム応援タオル』を発売をスタート。この販売で得られた収益をチーム、ドライバー、レースクイーンの活動支援に充てるという。
また多くの人気レースクイーンが所属するモデル・タレント事務所のイースマイルでも、コロナ自粛救済企画(https://eee-smile.com/shop.html)を実施。所属するレースクイーンたち自らがプロデュースしたオリジナルグッズを製作し、売り上げがレースクイーンたち本人に還元される仕組みだ。
自作のイラストが入ったハンドタオルやキーホルダー、Tシャツ、また手作りのチャームなどひとりひとり趣向を凝らしたグッズなどこの期間にしか手に入らない限定グッズは開始早々に完売となった。
「事務所の救済企画でオリジナルグッズを販売させてもらったのですが、私は自分でイラストを描いてグッズにしました。グッズにしてもらって救済していただけるのはとても助かりましたね。事務所の女の子にとってもいいPRになったと思います」
「絵を描くのは時間がかかりますが、絵を描くのは好きだし、描くことがストレス解消にも繋がって、いい気分転換になりましたね」と林さん。
未だに新型コロナウィルスの影響は終わりは見えていないが、この状況下でレースクイーンたちも試行錯誤し奮闘している。彼女たちのためにも早期収束を願うばかりだ。