更新日: 2023.10.28 13:30
ラリージャパン前に王者決定か。ロバンペラ、SSベスト連発で首位浮上/セントラル・ヨーロッパ2日目
そんなエバンスから43秒の後れを取ったオット・タナク(フォード・プーマ・ラリー1)は総合4番手。さらに大きなギャップを開けて5番手に勝田が続き、9.1秒後方の6番手に通算8度のチャンピオン経験を持つセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がつけた。
ミュンヘン在住のオジエによる“ホーム”での勝利の望みは、SS3でのタイムロスによって早々に打ち砕かれた。オジエは今朝の1本目のステージで右フロントのホイールにダメージを負って約40秒のタイムを失ったのだ。また、このアクシデントで3番手から10番手に順位を下げた彼は予備のタイヤを1本しか積んでいなかっため、その後の5つのステージでリスクを負うこともできなかった。それでも一日の最後には8番手から6番手へと順位を上げ、困難な一日を終えている。
SS8でオジエに逆転を許したテーム・スニネン(ヒョンデi20 Nラリー1)は、ベテランのフランス人ドライバーから3.2秒遅れての総合7番手に。8番手にはMスポーツ・フォードWRTのグレゴワール・ミュンスター(フォード・プーマ・ラリー1)が続く。チームメイトのピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)はSS8でコースオフがあり、その際にホイールにダメージを負って5分以上タイムを失った。これにより総合20番手に順位を落としている。
さらに大きなマシンダメージ負いリタイアとなったのは、エサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1)だ。彼はSS5のスタートから1.2km地点で、ブレーキング時にバランスを崩しコースオフ。マシン後方を大きく破損するクラッシュを喫した。幸いクルーは無事だったが、デイリタイアを余儀なくされている。
28日(土)のデイ3は、ドイツ南東部の都市パッサウに設置されているサービスパークを中心に午前中はオーストリアで2本、ドイツで1本のステージが行われる。午後はミッドデイサービスを経て同じステージをふたたび走る予定だ。計6本のステージの合計距離は109.50km、リエゾンを含めた一日の総走行距離は571.68kmとなっている。
![グレゴワール・ミュンスター(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリー](https://cdn-image.as-web.jp/2023/10/28115134/asimg_SI202310271268_hires_jpeg_24bit_rgb_d6653c7735b2d00-660x440.jpg)
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![勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリー](https://cdn-image.as-web.jp/2023/10/28115144/asimg_SI202310271244_hires_jpeg_24bit_rgb_d4653c773f05bb7-660x440.jpg)
![オット・タナク(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリー](https://cdn-image.as-web.jp/2023/10/28115141/asimg_SI202310271426_hires_jpeg_24bit_rgb_3f653c773c7b7a8-660x440.jpg)