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投稿日: 2024.03.07 07:00
更新日: 2024.03.07 04:34

梅本まどか、リタイア続出のラリー三河湾で完走。クラス4位入賞に「星選手は100点満点。自分は60点」


ラリー/WRC | 梅本まどか、リタイア続出のラリー三河湾で完走。クラス4位入賞に「星選手は100点満点。自分は60点」

●星涼樹(CUSCO Racing 24号車トヨタGRヤリス ドライバー)

「まずはMORIZO Challenge Cupへの参戦にあたり、サポートいただいているスポンサーの皆さま、そして素晴らしいクルマを用意してくれたCUSCO Racingに心より感謝いたします。今回はデビュー戦でしたが、全体的に楽しくラリーができました。ハードなコースでタイトなスケジュールでしたが、完走できて本当に良かったと思います」

「自分としては70点。ミスコースの3分ペナルティが一番落ち込みました。また、クルマにダメージを与える走りをしてしまったことが反省です。梅本さんはノートを読む声が非常に聞きやすく、タイミング的にも自分に合わせてくれていると感じました。また、コーナーの手前で復唱してくれるようなこともあり、とても分かりやすく運転できました」

「ラリー中はずっと『抑えて! 抑えて!』と言われたことが今回のラリーでは強く印象に残っています。自分としてはもっと踏んでいきたいところもあったのですが……我慢させてくれたと思っています。それがなければ自分もリタイアしていました。梅本さんに感謝です」

「ただ、ホイールをたくさん壊してしまったり、マシンにもかなりダメージを与えてしまっており、チームに迷惑をかけてしまいました。短い時間のなかで修復していただいたメカニックの皆さんにも感謝したいです」

梅本まどか、リタイア続出の全日本ラリー開幕戦『ラリー三河湾』で完走。クラス4位入賞に「星選手は100点満点。自分は60点」
初日TCアウト前のあわただしいなか、ドライバーの星と打ち合わせをする梅本まどか

■梅本まどか(CUSCO Racing 24号車トヨタGRヤリス コドライバー)
「めちゃくちゃ大変なラリーでした。でも星選手は『すごいな』と思いました。きちんと抑えるところは抑え、林道も速かったです。スピードも道に対しても怖さを持っていないという印象です」

「カートもドリフトもやっているので、タイヤが溝に落ちてしまったような場面でも、しれっとリカバリーできる。また、いつも冷静にノートを聞いて走ってくれていることもわかりました。ラリーに向いていると思います。これから速くなる予感がしてきました。タイヤ交換もふたりでできました。SS7でミスコースをしてしまい3分のペナルティをもらってしまい、それがなければ表彰台だったので悔しさもありますが、学べるものが非常に多く、逆に良い経験だったと思います」

「自分としては、初めてのチームということで、メカニックさんとのコミュニケーションやチームのやり方、そして車両にも慣れていないなか、初日はすごく苦戦しました。使う工具や道具もこれまでとは違いますし、今回の初めてのコースでワタシも慣れておらず、星選手にも厳しく言ってしまうようなシーンもありました。周りの方からも『いままでラリーでは見たこともないような顔をしている』と言われるほどでした。これまではアタック中に『抑えて!』と言うシーンは実はなかったのですが、それをきちんと言えたことは大きかったです」

「点数をつけるとすれば、星選手は100点満点。自分は60点くらい。ヘルメットを置く位置やシートベルトの位置といった車内の空間の使い方がまだしっくりきておらず、そういうことに慣れればいろんな動きがもっと速くなり、スタート前の余裕が出てくるのではないかと感じています。その余裕があれば、星選手に対して精神的なアドバイスしてあげられたのではないかと思っています。今回は長瀬監督のアドバイスやメカニックさんには本当に助けていただきました。次戦は今回の反省を活かしてしっかり頑張ります!」

梅本まどか、リタイア続出の全日本ラリー開幕戦『ラリー三河湾』で完走。クラス4位入賞に「星選手は100点満点。自分は60点」
星のデビューラリーを無事に終え、少し満足感ただよう梅本


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