ふたりの新星が初の直接対決「ペースを見せられるチャンス」「1キロごとに上達したい」/WRCチリ 事前コメント
Translation:AKARAG
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「前戦ギリシャでの我々のチャレンジは、期待していたような結末にはならず、両チャンピオンシップにおけるポイント差は悪い方向に拡がってしまった。しかし、まだ逆転できる可能性はあるので、シーズン最後の3戦は諦めずに全力を尽くして戦いたい」
「昨年、私はチリに出場しなかったが、2019年に出た時の記憶では、走っていて楽しいステージだった。また、南米らしい非常に素晴らしい雰囲気も感じたので、ふたたびチリに戻れることを嬉しく思っているよ」
「今回は知っているセクションと、初めて走るセクションが混在すると思うが、私自身はチャレンジを恐れていない。最近の我々のペースはかなり良く、ライバルたちよりも平均して高いポイントを獲得しているので、この調子を維持できればと思っている」
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「チリの道を走るのは本当に楽しいので、ラリーを心待ちにしている。ステージは日によってキャラクターが少しずつ異なるだろう。初日の道は起伏が多く、ある意味フィンランドに似たテクニカルなコースという印象だ」
「2日目はより道幅が広く視界も開けていて、(地元の)ウェールズにも少し似ている。昨年は、少なくともペースという点については、自分たちは速さを発揮できていた。ただ、ドライコンディションでのタイヤの摩耗を過小評価していたために、優勝を狙うチャンスを逃してしまったんだ」
「なので、天候次第ではそうなる可能性があるということを心に留めておく必要がある。ここ数戦はさまざまな理由で難しいラリーが続いたが、今回のチリではよりポジティブな結果を残せることを願っている」
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「チームの巻き返しに貢献できるように、チリでは全力を尽くす。道はハイスピードで、フィンランドのように流れるようなコーナーが続くが、グラベルと路面のベースは特性が大きく異なるので、タイヤの摩耗コントロールが非常に重要だ」
「昨年は自分たちにとって簡単なイベントではなかったが、少なくとも速さはあったので、チームとともに昨年の戦いから学びを得て、クリーンに週末を戦って表彰台争いに加わりたい」
「この夏にヨーロッパで出場した数戦では、非常に良いペースで走ることができたと思うので、今回もスタートから良いフィーリングを得られることを期待している」
●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)
「チリでふたたびラリー1車両に乗れることにとても興奮している。自分にとって、本当に楽しめるイベントになることを願っているよ」
「昨年初めてWRC2カテゴリーでチリに出場したが、かなりいいペースで走ることができた。ステージの道は良く、ほとんどがハイスピードで流れるようなコーナーが続くなど、フィンランドと少し似ているところがあるが、もちろん特有の難しさもあったように感じた」
「自分としては、フィンランドの時と同じような週末を過ごせればと思っている。運転を楽しみ、1キロメートルごとに上達し、結果についてはプレッシャーを感じないようにしたい。とにかく、このクルマで経験を積み、可能な限り運転する時間を増やすことが重要だろう」