更新日: 2017.05.23 16:31
WRC:ヒュンダイのパッドン、ポルトガルで総合29位と低迷も「マシンとの一体感があった」
また、パッドンは先週末、長年組んできたジョン・ケナードの負傷により、コドライバーをセバスチャン・マーシャルに替えて参戦した。
今年58歳を迎えたケナードは当初、第7戦イタリアではコドライバーに復帰し、その後7月末の第9戦フィンランドを機に第一線を退く予定だった。しかし、ケナードが第5戦アルゼンティーナで股関節の持病を悪化させたため、このプランにも変更が加わる可能性が出ているという。
「当初はフィンランドまで一緒に戦うつもりだったけど、怪我によって一度プランが白紙になった」とパッドン。
「短期間でコドライバーを何度も変えるのは難しいんだ。(第6戦ポルトガルで組んだことで)僕とセブ(セバスチャン・マーシャル)は信頼関係を築き始めている」
「もちろん、ジョン(・ケナード)はチームの一員だから、全員が納得できる方法を見つけたい」
![パッドンは第6戦ポルトガルでコドライバーを変更して臨んだ](https://cdn-image.as-web.jp/2017/05/23071854/2017PORTUGAL_SV_0751-300x200.jpg)
また、第6戦ポルトガルでキャリア初のWRCステージ優勝を飾り、総合首位のポジションも経験したマーシャルは「すべてがうまくいった週末だった」と大会を振り返った。
「ヘイデン(・パッドン)は、まるで数年間タッグを組んで走ってきたようなフィーリングだと言っていた。これはいい傾向だし、どこまで成長できるか楽しみだよ」
なお、チームマネージャーのアラン・ペナスは、コドライバーの件についてはパッドンとケナードに判断を一任していると述べている。
「この件については、長年コンビを組んできた彼らの思いも絡んでくる。だから、彼らふたりに決めてもらいたい」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています