ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.06.07 18:18
更新日: 2017.06.07 18:19

ラトバラ「暑さ、路面の滑りやすさ、出走順が大きな影響」/WRC第7戦イタリア事前コメント


ラリー/WRC | ラトバラ「暑さ、路面の滑りやすさ、出走順が大きな影響」/WRC第7戦イタリア事前コメント

■シトロエン/シトロエン・レーシング

●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)

「(第5戦)アルゼンチンや(第6戦)ポルトガルは残念な結果に終わった。今は勝利した(第3戦)メキシコや、リタイアするまでトップを走っていた(第4戦)ツール・ド・コルスでのポジティブな流れを取り戻すことに集中している」

クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)
クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)

「去年はラリー・イタリア・サルディニアに参戦しなかったから、サルディニアの戦い方を思い出す必要がありそうだ。ここのステージはドライビング面でも難しい上に路面も滑りやすいから、特に道幅が狭いところでは正確なドライビングが要求される」

「純粋なラリーの観点から言えば、こういうタイプの路面でドライブするのは必ずしも楽しめることではないけど、僕たちは着実な戦いをするために全力を尽くすよ」

「また、アンドレアス(・ミケルセン)をチームに迎えられてよかったと思う。彼は貴重な経験をもたらしてくれるし、ラリーで勝利する可能性も秘めているからね。シトロエンの勝利を確実にするために、ともに頑張っていくよ」

クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)
クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)

●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)

「(第5戦)アルゼンチンや(第6戦)ポルトガルのように、僕たちにとってこのラリーは、ほとんどすべてのものが初めてのものだ」

「2016年にはレッキ走行をしたし、数週間前にはテストも行ったけど、このラリーに何年も出場しているドライバーたちと比較すれば、まだまだ足りない」

「経験不足を補い、ライバルに挑戦するために、大会に向けて小さなところも突き詰めた準備をしている。たとえば過去の車載映像を見て、大きな穴が開いている場所や注意するべきセクションを把握しようとしているよ」

「今年参戦した5戦中4戦で総合5位を手にしている。この後に控える(第8戦)ポーランドや(第9戦)フィンランドなど、馴染み深いイベントに取り組む前に、このサルディニアでも同じ結果を出せたら嬉しい」

「アンドレアス(・ミケルセン)には、チームにようこそと伝えたい。お互いにまだよく知らない間柄だけど、彼とラリーを戦うのを楽しみにしているよ」

●アンドレアス・ミケルセン(シトロエンC3 WRC)

「ここ数日は、シトロエン・レーシングの拠点に行き、チームメンバーとミーティングをして、エキサイティングな日々だった。フランス南部でC3 WRCにも乗り込んだしね」

「テストで走った道と、ラリー・イタリア・サルディニアで直面する道は、まったく状況が異なるものだ。それでも、C3 WRCの可能性について、よく理解することができた」

「ダウンフォースやエンジンパワー、それにマシンを走らせる感触はよかった。とても印象に残るマシンだね。僕のドライビングスタイルに適応するようにセットアップを始めたところだ。次の週末に、他のクルー達と比べて、僕たちがどこにつけるかは、まったく想像がつかない」

「競技初日は有利な出走順になるけど、WRCは要求されるレベルが高いから、今の時点で僕たちは状況を軽くみることはできない。手強いラリーになるけど、ベストを尽くすよ」

■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT

●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

「ラリー・イタリア・サルディニアへの出場をとても楽しみにしているけど、おそらく(第6戦)ポルトガルよりも暑く、路面が滑りやすく、そして出走順がより大きな影響を及ぼすことになる」

トヨタ・ヤリスWRC
トヨタ・ヤリスWRC

「路面は場所によって非常に硬いため、それほど荒れもせず、またコースを2回目に走行する際もコンディションはそれほど悪くはならない。ただ路面上の石は跳ね飛ばされることなく道の上に留まり続けるから、パンクの可能性が高く、ダンパーにダメージを受ける危険性もあるんだ」

「それを避けるためには、コーナー内側の石に注意して走るなど、ドライビングスタイルを少し変える必要がある」

●ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)

「第5戦アルゼンチンの前にサルディニア島でテストを行なった。かなり前のことだし、今よりも気温は低かったけれど、それでもサルディニアの道に対する理解を深めることができた」

「暑いラリーになるから、タイヤ選択がシンプルになり、あまり迷わなくて済むのはいいことだと思うよ。我々にとって、ラリー・ポルトガルはとてもいいラリーで、多くの学びを得られた」

「だから、今回もクリーンな走りができれば、さらに多くのポイントを獲得できるチャンスがあると考えている。グラベル(未舗装路)ステージでの初日の出走順は僕たちにとって有利に働くはずだから、このアドバンテージを最後まで活用して戦うべきだと心得ている」

●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)

「ラリー・イタリア・サルディニアはつねに、純粋に速さを競うよりも、リタイアせず生き残ることが重要なイベント。だからトラブルやアクシデントと無縁で最後まで走り切り、フィニッシュすることが目標だよ」

3台目のトヨタ・ヤリスWRCをドライブするエサペッカ・ラッピ
3台目のトヨタ・ヤリスWRCをドライブするエサペッカ・ラッピ

「サルディニアではテストのためにいくつか新しいパーツを装着して走る予定だから、完走してデータをチームに提供することが僕の任務です。ラリー・ポルトガルでの結果を受け、周囲の期待の高まりを感じているけど、僕自身は変わらず自分の任務に集中して臨むよ」

「サルディニアを前にフィンランドで1日テストを行ない、クルマのセットアップに対する理解を深めた。もちろんフィンランドとサルディニアでは条件が違うけど、それでも約150kmを走り、異なるサスペンションのセッティングを試すことができたので、有効なテストだったよ」


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