更新日: 2018.01.25 12:29
ラトバラ「全員が優勝を目標に戦えば、チームに良い結果」/WRC第1戦モンテカルロ事前コメント
■シトロエン・レーシング
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)
「(ラリー・)モンテカルロは、グリップの状態が絶えず変わるし、おそらくシーズンでももっとも過酷なラリーだ。でもいつも本当に楽しんできたよ。僕はここでは速いしね」
「モンテカルロでは2005年のジュニアWRCクラスで優勝し、2014年にシトロエンからフルタイムでWRCに復帰した時は表彰台(3位)を獲得した。2016年は優勝を目指して戦った……。だからここでは良い仕事ができると思うよ」
「オフシーズンテストは、実にさまざまなコンディションの天候のもとで、まさにこのラリーで直面するような状態の道路で行ったからね。テストセッションでは、とりわけ昨年一番苦戦した(フランスの)コル・ド・フェイに戻ることで、路面の変化に適応するためにC3 WRCの能力を改善し続けることができた」
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)
「モンテカルロは僕のお気に入りのラリーだ。他のどのラリーにもない、独特なチャレンジになる。でも2017年までは、こうした変わりやすくて滑りやすいコンディションに充分な自信を持てなかった。ところが昨年は古いマシンだったのに、自分たちでも驚くことになった」
「あともう少しマシンパワーがあれば、僕たちは表彰台を狙えたかもしれない。そのことが自信になっている。僕はラインアップのなかでもっとも経験豊富なドライバーというわけではないけれど、今回は表彰台を獲得できると思いたい。特に2017年に学んだことにもとづいて、より入念に準備を整え、より万能になったC3 WRCでこのラリーに参戦するよ」
■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
「チームにとって最初のシーズンとなった昨年、私たちは一丸となって多くを学んだ。何を改善すべきかを探求し続けた結果、2年目を戦うための準備が整い、高い競争力を得ることができたと思う」
「我々3名のドライバーはいずれも2017年に優勝をおさめており、とても強力な体制だ。全員が優勝を目標に戦えば、きっとチームに良い結果をもたらすはずだよ」
「ヤリスWRCのデビュー戦となった去年のラリー・モンテカルロでは、それまでの自分のモンテカルロでのベストリザルトに並ぶ2位でフィニッシュするなど、良い結果を残すことができている」
「昨年のモンテカルロではミス無く走りきることが重要だったけど、それは今年も変わらない。しかし、今年はスピードをさらに高めていきたいと思う」
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
「TOYOTA GAZOO Racingのメンバーとして臨む最初のラリーを前に、とても興奮しているよ。昨年はチームにとって1年目のシーズンだったにも関わらず、最初から非常に競争力が高く素晴らしい仕事をしていた」
「チームにどれ程のポテンシャルがあるのかを知り、将来はこのチームの一員になりたいと強く思ったんだ」
「我々の目標は選手権に勝つこと。私自身はかなりチームに慣れてきたと思うし、とても歓迎されていると感じるよ。参戦準備はとても順調に進んでいる」
「モンテカルロは、路面が雪なのか氷なのか、ウエットなのかドライなのかなどコンディションを予想することが容易ではなく、カレンダーのなかでもっとも難しいラリーだけど、ライバルに対してどれくらい競争力があるのかを見ながら戦いたいと思うよ」
●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
「私にとって今年は、ワールドラリーカー(WRカー)でフル出場する最初のシーズンとなる。そのため、安定した走りを最優先するなど、以前とは異なるアプローチで臨む必要があるね」
「私自身はまだまだ経験値が不足しているし、特にシーズン序盤はWRカーでの出場経験がないラリーが続き、モンテカルロもそのひとつなんだ」
「モンテカルロは経験がとても重要なラリーだから、すべてのSSを走りきることを目標に置いて戦うつもりだよ。しかし、中盤以降のラリーに関しては自信があるので、十分に競争力を発揮できるだろうね」
「開幕に向けての準備は順調に進んでおり、クルマの改善と私たち自身の能力向上に取り組んでいるよ」