投稿日: 2018.02.23 12:16
WRC:第2戦スウェーデンで苦戦したMスポーツ、ポイント獲得のため遅刻の“奇策”講じる
AUTOSPORTweb
ラリー・スウェーデンは厳しい結果に終わったMスポーツだが、チーム代表のマルコム・ウィルソンは「難しい状況になると予想していた」と語る。
「特に(競技2日目の)金曜日に、あれだけ新雪が積もっているとなおさらね。ただ、今回は我々が予想していた以上の困難に直面してしまった」
「(第1戦)モンテカルロでの好調ぶりと比較すれば、この週末どれだけコンディションに苦しめられ、我々がマシンに為す術がなかったことは明白だ」
「我々にできることはなかったが、オーガナイザーは見ごたえある優勝争いを演出し、ラリー・スウェーデンを素晴らしいイベントにした。ただ、我々には上位で戦いインパクトを残すチャンスがなかったんだ」

「そこで我々はチームとして策を練り、セバスチャン・オジエがSS19をスタートする時間を遅らせた。パワーステージでポイントを獲得するチャンスを手にするためにね。その結果、彼はステージ2位を手にした」
また、ウィルソン代表は同社が販売するフォード・フィエスタR5でラリー・スウェーデンのWRC2クラスを制した勝田貴元と、フィエスタR2でジュニアWRCを制したデニス・ラドストロームにも賛辞を送っている。
「タカモトとデニスも祝福したい。我々のワークスチームにはチャンスがなかったが、ふたりの若者が勝利の美酒に酔うことができたんだ」
「この勝利はデニスにとっては意義深いものだし、タカモトはWRC2を制した初の日本人ドライバーになった。その勝利にフィエスタが貢献したことを素晴らしく思うよ」
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