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投稿日: 2018.05.21 11:49
更新日: 2018.05.21 12:23

WRC:ヌービル2勝目でランキング首位浮上。パワーステージはトヨタのラッピが制す


ラリー/WRC | WRC:ヌービル2勝目でランキング首位浮上。パワーステージはトヨタのラッピが制す

 前日のデイ3を総合3番手で終えるも、10秒加算ペナルティにより最終日を4番手でスタートすることとなったダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)は、5番手につけるラッピと熾烈な4番手争いを展開する。

 このバトルは、序盤の3SSでステージごとに順位が入れ替わる激しい争いのなか、SS18で抜け出し最終SS20のパワーステージを制したラッピに一度は軍配が上がった。しかし競技終了後、スチュワードは“SS9のラウンドアバウトで障害物を移動させた”として、ラッピに10秒加算ペナルティを課すこと決定。これによって最終リザルトではソルドが総合4位、ラッピが5位となっている。

 なお、4位となったソルドもSS8の走行について同様のペナルティを受けているが、こちらはデイ3終了後に10秒加算が確定していた。

 トップ5から大きく遅れた総合6番手以下は、第2戦スウェーデン以来のスポット参戦となったマッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)、クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)、今戦のWRC2ウイナーとなったポンタス・ティデマンド(シュコダ・ファビアR5)が続き、デイ3から再出走しているヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は総合24番手で完走を果たした。

 3日目にデイリタイアを喫したことで入賞争いから脱落、パワーステージでのポイント獲得を目指していたオジエだったが、SS20は8番手タイムに留まりポイント獲得はならず。さらにSS20後にメカニカルトラブルが発生し、最終結果はリタイアとなっている。

 WRC2にスポット参戦したトミ・マキネン・レーシングの新井大輝(フォード・フィエスタR5)は総合12位/クラス5位でフィニッシュを果たした。また、デイリタイアから再出走を果たした勝田貴元(フォード・フィエスタR5)も総合26位/クラス16位で、波乱に満ちたラリー・ポルトガルを完走している。

 WRC次戦第7戦イタリアは6月7~10日、地中海に浮かぶイタリア・サルディニア島が戦いの舞台となる。2017年大会ではタナクがWRC初優勝を飾り、ラトバラが2位を獲得している。

エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
マッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)


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