WRC:トヨタ、シリーズ折り返しのイタリア戦へ。オット・タナク「選手権の鍵を握る1戦」
前戦のラリー・ポルトガルではマシントラブルなどに苦しんだトヨタだが、チームを指揮するトミ・マキネンは「サルディニアでの好成績に自信をもっている」と語る。
「ラリー・アルゼンチンの前にサルディニアで行なったテストも上手くいった。アルゼンチンやサルディニアの道は、我々のクルマとも非常に相性が良いと思う」
「実際、ここ数戦でのパフォーマンスはとてもポジティブだったし、全チームスタッフがなおも全力で改善作業を続けている」
「昨年のサルディニアは、なかなか良いリザルト(ラトバラが総合2位表彰台)だったし、また、オット(タナク)は優勝しているから、ドライバー皆、気持ちよく自信をもってこのラリーを走ってくれるはずだ」
2017年、このラリー・イタリアで総合2位に食い込んだヤリ-マティ・ラトバラは「前戦ラリー・ポルトガルでは2日間ミスをすることなく走り、自信を深めることができた。ヤリスWRCの運転をとても楽しむことができているから、ポジティブな気持ちでサルディニアに臨めるよ」とコメント。
また昨年のラリー・イタリア覇者で現在、ドライバーズランキング3位につけるオット・タナクは「昨年WRC初優勝を果たしたサルディニアは、私にとって特別なラリー」と述べている。
「今回も最上位のリザルトを期待しているし、きっと選手権の鍵を握る1戦となるだろう」
「前戦ポルトガルは望んでいた結果にならなかったので、今回はできるだけ多くのポイントを得ることが重要だ」
「パフォーマンスには満足しているから、その速さを結果に結びつけ、良い形でシーズンの前半戦を締めくくりたい」
2017年、このラリーで6度のベストタイムを記録したエサペッカ・ラッピは「ここ数戦はとてもリラックスして走ることができていて、ハードに攻める自信もついた」と意気込んでいる。