WRCスペイン:トヨタ最上位のタナク「明後日は差を築くのが困難。明日のグラベルが大事」
総合3番手発進となったタナクは「今晩のSS1は特に問題なく走り終え、明日からのグラベルステージに向けて集中力を高めている」とコメントしている。
「明後日以降のターマックステージは流れるようなコーナーが続き速度域も高いため、ライバルに対して大きなタイム差を築くのが非常に難しい。だからこそ、明日のグラベルがとても大事になるんだ」とラトバラ。

「特に距離の長いステージが重要だけど、いつもと逆方向に走り、なおかつ新しいセクションもあるから、きっと面白いステージになるだろうね」
ラトバラもタナクが言及した距離の長いステージ“ラ・ファタレラ-ヴィラルバ”が鍵となるとの見方を示している。
「かつての“テラ・アルタ”のステージの一部を逆方向に走り、途中でターマック区間を通過し、新たなグラベル・セクションもある。多くの異なる要素が含まれているため自分にとって大きな挑戦になるし、特にタイヤのマネジメント能力が問われるステージだと思うよ」
ラッピは「これほど大きな都市をWRカーで走るのは自分にとって初めてだったけど、バルセロナの人々やファンの皆のすぐ近くで走る機会があるというのは、とても良いことだと思うね」とSS1をふり返っている。
競技2日目となる26日(金)はSS2~7までの6SSで構成。このうちSS2/5、SS3/6はグラベルステージだが、タナクとラトバラが言及したSS4/7の“ラ・ファタレラ-ヴィラルバ”はグラベルとターマックが混在するミックスステージだ。また、SSの全長も38.85kmと今大会最長距離となっている。
全6SS合計の走行距離は144.88km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は562.40kmだ。