更新日: 2019.08.05 12:52
WRC:トヨタ、タナクとラトバラが1-3フィニッシュ。「ホーム3連勝は別格」とマキネン
「チームにとっての“ホームラリー”で、2019年も素晴らしい結果を残すことができた! このラリーでの3連勝は格別だよ」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのマキネン代表。
「オット(・タナク)は本当に強く、我々のクルマと彼の組み合わせは抜群だったと思う。パワーステージの走りを見ても分かるように、物事はすべて彼の思いどおりに進み、全開で走らずともフルポイントを獲得できるほど余裕があった」
「また、ヤリ-マティ(・ラトバラ)が表彰台に上がったことも良かったと思う。それによってマニュファクチャラー選手権1位のチームとの差を縮めることができたし、オットのドライバー選手権争いにとっても助けになったはずだ。この良い流れを、この後のラリーでも維持できることを期待しているよ」
タナクは「優勝を飾り最高の気分だ」と喜びを語り、「シーズン後半戦の初戦であるこのラリーの結果は、完璧だといえる」と自らの成果を評価した。
また、2018年最終戦オーストラリア以来の表彰台獲得となったラトバラも「ラリー・フィンランドで表彰台に復帰することができて、とてもうれしく思う」とコメント。
「最後に表彰台に立ったのは約9カ月前だったので、本当に長く感じた。だけど、今日の結果によって、この後のラリーでも表彰台争いができるという自信を持つことができたよ」
一方、2日続けてクラッシュを喫したミークは、無理な走りをするつもりはなかったと最終日の走りを説明した。
「クルマがドリフトした際にアクセルペダルを少し戻したところ、クルマが予想以上にイン側に巻き込んでしまったんだ」
「このような厳しい週末は望んでいなかった。次のドイツまでに立ち直らなければならない」と3週間後のイベントに向けて再起をかける。
見事ホームで3連覇を達成したトヨタが臨むWRCの次戦、第10戦の舞台はドイツ。ドイツ西部のボスタルジーを中心に開催される“ラリー・ドイチェランド”は第4戦フランス“ツール・ド・コルス”以来のターマック(舗装路)ラリーとなる。