WRC:トヨタ、TMGの本拠ドイツでチーム初1-2-3フィニッシュ達成! マキネン「過去にも似たような状況はあったが……」
また、トヨタ加入後初の表彰台獲得となったミークは「今シーズンは少なくとも4~5回、恐らく6回は表彰台に立てていたはずだったが、トラブルや自分のミスで実現せず、ようやくポディウムフィニッシュを飾ることができた」と安堵のコメント。
「週末を通してヤリスWRCのフィーリングは素晴らしく、自信を持って走ることができたし、とてもリラックスした状態で高い次元でスピードを維持できた」
単一マニュファクチャラーの達成としては2015年のフォルクスワーゲン・モータースポーツ以来となる表彰台独占劇に、TOYOTA GAZOO Racing WRTのトミ・マキネン代表は次のようにコメントしている。
「3台のトヨタ・ヤリスWRCがワン・ツー・スリー・フィニッシュを飾り、信じられないような気分だ。過去にも似たような状況になりかけたことはあったが、ついに実現した。今日は、本当に心が躍ったよ!」
「この週末、我々のクルマが速かったことは確かだが、ドライバーたちも本当に速く、ここドイツの困難な舗装路で最高の仕事をしてくれた」
「ターマック(舗装路)でのテスト走行は非常に限られていたのだが、それでもこのような素晴らしい結果を手にすることができた。それは、我々のチームワークと共同作業の成果だといえるだろう。今日は、チーム全員を本当に誇らしく思うよ」
TMGの所在地ということでフィンランドに次ぐ第2の“ホーム”とも言えるドイツラウンドで最高の結果を残したトヨタ。チームが挑むWRCの次戦は、9月12~15日に開催される第11戦トルコだ。
2018年にWRCのカレンダーに復帰したラリー・トルコは、路面に大きな石が多数転がる荒れたグラベルステージが特徴。昨年はタナクが優勝、ラトバラが2位となっている。