更新日: 2020.01.25 13:08
WRC:トヨタ、競技2日目の6SS中5SSで最速。3SS制したエバンスには「みんなが驚いたと思う」とマキネン
チーム代表のトミ・マキネンは「午前中のエルフィン(エバンス)の速さは非常に印象的で、みんなが驚いたと思う」とエバンスの走りを評価している。
「我々のドライバーはクルマの性能をすべて引き出して戦い、素晴らしい1日になった。セバスチャン(オジエ)は快適な走りを求めて少しづつスピードを上げていき、ついにこのラリーで勝てるだけのパフォーマンスを発揮した」
「ふたりとも本当に素晴らしく、ミスもまったくしなかったんだ。クルマに対する理解が深まった分だけ、スピードが上がったのだろうね」
「カッレ(ロバンペラ)もまた称賛すべき仕事をした。つねに学びを続けているし、コンディションが安定した時の走りはとてもよかったと思うよ」
総合首位につけたオジエは「午前中はクルマを完全には快適に感じることができず、少し慎重になり過ぎていいリズムを掴めなかった。しかし、セットアップを少し変えて臨んだ午後のステージではフィーリングが好転し、何度かいいタイムを刻むことができた」とコメント。
午前中の3SSすべてを制したエバンスは「午前中のコンディションはとても難しく、タイヤのグリップが頻繁に変わった。しかし、ヤリスに大きな自信を持つことができたから、いい朝になった」と述べている。
「午後のステージの1本目(SS6)では、少し安全サイドに振った走りになってしまった。2本目のステージ(SS7)はうまく走れたが、最後のステージ(SS8)は多くのクルマが通過したことでコンディションが非常に悪く、タイヤ選択に関して少し冒険し過ぎたかもしれない」
「それでも全体的にはいい1日だったから、明日もトライし続けるよ」
ヤリスWRCだけでなく、最上位クラスでの戦いも初経験のロバンペラは「学ぶべきことはまだ山ほどあるが、走れば走るだけクルマを快適に感じられるようになっている」と自身の成長を説明している。
2020年のWRC第1戦モンテカルロ、競技3日目となる25日はSS9〜12の全4SSで争われる。4SS合計の走行距離は75.2kmだ。全ステージ完走後はギャップで最終サービスを受けた後、約250km離れたモナコへ移動し最終日に備えることになる。