WRC:トヨタ、苦戦続いたメキシコを制す。豊田章男社長「毎年苦しい思いをしてきたメキシコでついに優勝」
チームでスポーティングディレクターを務めるカイ・リンドストロームは「非常に満足できる結果だ。何よりも、セブ(セバスチャン・オジエ)とジュリアンが我々のチームで初勝利をあげたことを、そしてチームがメキシコで初めて勝ったことをうれしく思う」と述べている。
「2017年に初めてメキシコに出場した時はとても苦戦したが、我々は失敗から多くを学び、トップ5に3台が入るまでに成長した」
「ラリーが1日早く終わってしまったのは残念で、少々複雑な気持ちだが、世界が厳しい状況に置かれている今、チームのメンバーたちを確実に、家族のもとに返さなければならない」
2020年シーズン初優勝を遂げたオジエは「いい週末になった。スタート直後からいいフィーリングが感じられ、金曜日の朝はトップに立つ好機が訪れた。今日はスタート順がよかったから最初から攻めて差を拡げることに成功し、そして、最後までその差をコントロールできた」とコメント。

エバンスは「ヤリスWRC全3台が完走したことで、チーム力の高さとクルマの強さが証明されたと思う」としたほか、ロバンペラは「大きなミスをすることなくラリーを戦い、時々安定して速いペースを示すことができたから、自分にとって、本当にいいシーズン序盤戦になったと思う」と述べている。
豊田チーム総代表のコメントにもあるように、第4戦として4月23~26日に開催が予定されていた第4戦アルゼンチンは新型コロナウイルス(COVID-19)により、開催延期に。
そのため現時点では5月21~24日開催の第5戦ポルトガルが次のラウンドとなる。