更新日: 2020.10.05 16:43
セバスチャン・ローブ、2021年のダカールラリーにプロドライブ社製マシンで参戦へ
このBRXチームのディレクターを務めるデビッド・リチャーズも「BRXを代表して、セバスチャン・ローブを迎えられることに興奮している」と、WRC9冠のレジェンドに対し最大級の期待を寄せた。
「誰もがご存知のとおり彼は豊富なラリー経験を持っており、この分野でもっとも強力なドライバーのひとりであると我々も確信している。来年のレースに向け、今後数カ月のテストで緊密に協力することを心から楽しみにしている」
一方、この発表に際してローブ自身はWRCでのヒュンダイとの契約を2年で終了することも明かし「本当に素晴らしい冒険だった」と、ヒュンダイ・モータースポーツに対して感謝のコメントを残した。
「この2年間、非常にプロフェッショナルなチームと快適な雰囲気のなかでのチャンスにとても感謝しているんだ。2年はとても早く、パンデミックの結果でさらに短くなったけれど、間違いなく私のキャリアの一部で、異なるマニュファクチャラーのタイトル獲得に貢献できたこともうれしい」と続けたローブ。
「ヒュンダイ・モータースポーツは、今までドライブしたなかで最高のWRカーを与えてくれた。最新世代のWRカーと最高レベルで競争することができて本当に良かったし、2021年ダカールラリーではプロドライブとの新しい章が開かれるけれど、僕もヒュンダイも完全に“本を閉じてしまう”ことはないだろう」
そのダカールラリー2021年大会で最大のライバルと目されるXレイド・チームは、引き続き2020年大会覇者“エル・マタドール”ことカルロス・サインツと“Mr.ダカール”のステファン・ペテランセルを継続起用することもアナウンスしている。