更新日: 2020.11.27 19:29
WRC:トヨタ、最終戦モンツァでの全タイトル獲得へ全力注ぐ「最後までプッシュ」とマキネン
「今シーズンの締めくくりとして、できればあと1戦ラリーをやりたいと誰もが思っていたと思う。この大事な1戦はファンの皆さま、関係者の皆さまのご支援により実現した。チーム一同感謝申し上げます」と謝辞を述べるのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのトミ・マキネン代表。
「今回のラリーは、通常のWRCイベントとは少し違ったかたちでの戦いになる。山間部のステージは、全選手にとって初めての経験となるので特に難しいはずだ」
「我々のドライバーはこのクルマでのターマックラリーの経験があまり多くないが、今週のイベント直前テストも含め、できる限りの準備を進めてきた」
選手権を争うエバンスとオジエについて、マキネンは両選手を全面的に支援すると語った。
「エルフィン(・エバンス)と、セブ(セバスチャン・オジエ)のどちらかがドライバーズタイトルを獲得することができそうなので、我々としては彼らを全面的にサポートする」
「マニュファクチャラーズタイトルについても、まだ獲得できる可能性があるため、ベストな結果を目指し最後までプッシュしなくてはならない」
ランキング首位でモンツァに入るエバンスは、「良い結果を残すことが必要だと理解している。また、最大の力を発揮する準備はできている」と気合充分。
トヨタと単年契約を結び2021年シーズンも引き続きWRCに参戦することを発表したオジエは、「家でシーズンの終わりを迎えるよりも、このように最後まで戦い抜く方がいいのは間違いない」とラリー・モンツァの開催を喜ぶ。
また、6度のチャンピオン経験者は「プレッシャーは感じていないし、できる限りの準備をして最善を尽くすのみだ」と付け加えた。