更新日: 2021.01.15 21:50
ステファン・ペテランセルが通算14回目のダカール制覇! 二輪部門はホンダが連覇達成
今大会でも活躍が期待された日本勢。四輪市販車部門にエントリーしたチームランドクルーザー・トヨタオートボデー勢は、エースの三浦昂(TLC VDJ200)が最終ステージを42番手で走破し、総合38位でクラス優勝を飾った。
また、チームメイトのロナルド・バソ(TLC VDJ200)もステージ45番手で完走を果たし総合では40位に。クラス2位となったことでワン・ツー・フィニッシュとなり、TLCの市販車部門8連覇に華を添えた。
トラック部門の排気量10L未満クラスで11連覇中の日野チームスガワラは、菅原照仁(日野レンジャー)が13番手タイムで最終ステージを走りきり全競技区間を走破。最終日には順位をひとつ上げトラック部門総合12位とした。クラス内では見事、優勝を飾り目標であった12連覇を達成している。
二輪部門では2020年大会の優勝ライダー、モンスターエナジー・ホンダチームのリッキー・ブラベック(ホンダCRF450ラリー)が今大会4度目となるステージ優勝を飾り、総合3番手から2番手へのポジションアップに成功する。
しかし、競技10日目に部門総合首位に躍り出た僚友ケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450ラリー)には一歩及ばず。
終盤の3ステージをいずれもトップ3でフィニッシュを果たしてきたベナバイズは、最終ステージでもトップから2分17秒遅れるもののステージ2番手のタイムをマーク。総合首位の座を守りきり、ダカールラリー5度目の挑戦で初優勝を飾った。
ホンダ陣営にとっては昨年に続き、2年連続で優勝ライダーを輩出したこととなり見事、大会2連覇を達成。また、ブラベックがライバルであるレッドブル・KTM・ファクトリーチームのサム・サンダーランド(KTM 450ファクトリー)を最終日に逆転し、総合2位となったことでうれしいワン・ツー・フィニッシュとなった。