更新日: 2021.06.15 19:44
スバル 2021全日本ラリー第6戦モントレー ラリーレポート
・担当車両:富士スバル AMS WRX STI
・髙橋慶樹
・新潟スバル自動車株式会社上越藤巻店 メカニック
もともとラリーに興味があり、SUBARUディーラーに入った髙橋。過去のWRC映像などで、ダメージを負ったクルマを素早く修復して送り出すメカニックの手腕に憧れを抱いたとのこと。
「このプロジェクトへの参加を目指して入社しました。また、同じ会社の先輩にも参加した方がいて、いろいろ話を聞いて、さらに行ってみたいと思うようになりました」
実際の作業では、右フロントセクションを担当。タイヤの脱着や各部の点検、増し締めなどを実施している。今回はもともとサービスの回数が少ない設定であり、大きな作業はなかったものの、少ない時間のなかでも得られたものは大きかったようだ。
「ウマをかけて車体の下に潜ったり、低い体勢での作業はやりづらい部分もありましたが、緊張しているなかでも楽しくやることはできました」と髙橋。
「時間制限でのなかでの作業は最初プレッシャーもありましたが、特に意識して取り組んだ部分です。チームのメカニックの皆さんは作業の確認がすごく早く、動きの簡略化や迷いのなさ、時間が限られているなかであれだけの仕事量をこなせることに驚きました」
「今後は店舗でもそうした意識を持ってやっていきたいですね。正確で見落としのない作業という点については、ラリーカーもお客様のクルマも同じだと思いますので」
3日間を振り返っての感想を聞くと、次のような答えが返ってきた。
「普段の仕事とはまた別の環境で行う作業だったので、新鮮味のある3日間でした。店舗に戻ったら、もっと意識を高く持って仕事に取り組んでいこうと伝えます。ぜひ後輩たちにも参加を勧めたいですね。私自身も、もし次があるならまた出たいと思います。そうした目標をもって、日々の仕事も突き詰めていきたいです」
次戦は7月2日~4日に開催されるグラベル(未舗装路)ラリー『ARKラリー・カムイ』。北海道虻田郡ニセコ町を拠点とする今季初のグラベルラリーで、12本のSS、SS距離106.38kmで争われる予定です。グラベルラリー3連戦に向け、反撃を図るSUBARU勢の力走にご声援をよろしくお願いいたします。