更新日: 2022.10.23 14:28
このまま終わればトヨタがWチャンピオン獲得。オジエ、WRCスペインでのリードを拡大し最終日へ
エバンスと同じく初日にタイヤトラブルに見舞われた、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから出場している勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、SS14で4番手タイムを記録するなど健闘。総合8番手を堅守している。
「ここまでの戦いにはとても満足している。マニュファクチャラー選手権の獲得はもちろん重要だが、セブ(セバスチャン・オジエ)がいい走りをして、この素晴らしいスペインのラリーステージでトヨタGRヤリス・ラリー1の実力を証明してくれているのもうれしいことだ」と語るのは、車両設計を担当したテクニカル・ディレクターのトム・フォウラー。
「彼は本当に強く、モチベーションも非常に高く、それはチームにとっても素晴らしいことだ。明日どのように戦うべきか、彼はもちろん理解している」
「最後から2番目のステージで、カッレ(・ロバンペラ)が他のドライバーより数秒遅れてしまった理由については現在分析中だが、ちょっとした不具合だと思うし、明日彼のクルマは最後までいい戦いができると信じている」
競技最終日となる23日(日)のデイ3は、サービスパークの西側エリアで2本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。このうち最終ステージのSS19“リウデカニエス2”は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスポイントが与えられるパワーステージだ。SS16~19の合計距離は56.10km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は261.55kmとなっている。
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