投稿日: 2017.02.09 12:27
更新日: 2017.02.09 12:38
更新日: 2017.02.09 12:38
WRC:“オジエ&17年型ポロ”の構想、実現間近だったとプライベーターが明かす
AUTOSPORTweb
「17年型ポロR WRCをシリーズに持ち込み、セバスチャンが走らせる。そして我々は整備面を請け負う。本当に最高のアイデアだったと思う」
「フォルクスワーゲン側のスタッフもマシンを“博物館入り”にしたくないと言って喜んでいたくらいだ」
「しかし、実際に我々の手元にあるのは1台のフィエスタWRCだけ。シーズン半ばには2台目をデリバリーしてもらう予定だがね」
プロコップによれば計画が頓挫した理由は、カタールからフォルクスワーゲンへの資金提供が滞ったことにあるという。
![プロコップは長年、ジッポカー・チェコ・ナショナル・チームとしてWRCに参戦](https://cdn-image.as-web.jp/2017/02/09032759/P-20160612-01198_HiRes-JPEG-24bit-RGB-300x200.jpg)
「契約書にサインする間近になっても、フォルクスワーゲンはカタールから資金提供を受けられると約束していた。しかし、実際に支援は行われず、すべてが狂い始めた」
「我々はセバスチャンに2度も契約期日の延長を申し出て、彼も快く了承してくれていたんだけどね」
![2017年のWRCに向け、フォルクスワーゲンが開発してきた新型ポロR WRC](https://cdn-image.as-web.jp/2017/01/12084117/vw-20160612-6269-300x200.jpg)
先日、FIAはフォルクスワーゲンによる17年型ポロR WRCのホモロゲーション期限延長の要望を却下。これにより、プライベートチームからマシンが参戦する可能性も消滅したため、フォルクスワーゲンが巨額を投じて開発してきた17年型WRカーは、1度も実戦を戦わずして姿を消すことになる。
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この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています