LMDh開発中のヒョンデ/ジェネシスを「導き、支援する」LMP2チーム。南仏の本拠には“地の利”も
IDECとジェネシスの提携は、チームが2021年以来初めてELMSで2台のLMP2の取り組みに戻ることも意味しており、ポール・ラファルグ、ヨブ・バン・ウィタート、ポール・ループ・シャタンという2台目のドライバーラインアップが、最近明らかにされた。
しかしミナシアンは、ジェネシスとの提携が実現していなくても、2台の取り組みに関しては、チームは「とにかくそれをやるつもりだった」と示唆した。
「ジェネシスのクルマをグリッドに運ぶことが優先事項だったと思う。それが我々の決定であり、2台目のエントリーを埋めたからだ」と彼は語った。
「何が起ころうとも、我々はそれをやるつもりだった。長い間、計画されていたことだったと思う。ただ、いまはエントリーすること自体が難しいのだ」
「以前は2台で参戦していた。LMP3を走らせるつもりはなかったので、2台のLMP2をやることにした」
ミナシアンは、IDECの目標はジェネシスを2026年のWECデビューシーズンに向けて「導く」ことだと述べ、来年のLMP2プログラムを通じて人材育成の役割がチームに加わると述べた。
「それはひとつのチームになるが、我々は間違いなく彼らを導くために、ここにいる」と彼は言った。
「我々は、彼らがそれをまとめるのを支援するために、ここにいる。指をパチンと鳴らすだけではできない。だから当然、我々がそこにいるのだ。そのチームこそが、(我々の目指す)チームだ」
そのために、ミナシアンはジェネシスのスタッフをIDECの2台の車両のクルーに平等に統合し、学習プロセスを最大化するために経験豊富なスタッフと基本的に50対50の割合でペアにすることを明らかにした。
「2台のクルマにまたがるあらゆる面で、人材を混成させている」とミナシアンは語った。
「両方のクルマがある。つまり、1台のクルマにはより多くの人材がいるが、一部の人材はもう1台のクルマにも関わる。ただし車両の各エリアには、IDECからの経験者と、彼ら(ジェネシス)の側からの経験者がいる」
「したがって、ELMSやル・マンを経験したことのない人も、経験者と一緒に働くことになる」
「少なくともエンジニアリング面、ピットストップ面、または組織面では、経験者が常にいて、経験のない人に経験を提供するのだ」