更新日: 2017.07.16 12:21
WEC:ポール獲得のトヨタ、鬼門のニュル初勝利なるか。可夢偉「決勝に集中する」
「金曜日のフリープラクティス後、さらなる向上が必要だったのだけど、チーム全員が全力でセットアップ改善に挑んだ結果、予選では充分な速さを見せることができた」と語るのはトヨタ加入後初の予選アタックでポールを呼び込む好走をみせたロペス。
「フリープラクティスの3回目からチームが予選と決勝レースへ向けて良い仕事をしてくれたおかげで、ポテンシャルを示すことができたんだ。可夢偉も最高のアタックをしてくれた」
「僕にとって初めて担当したWECの予選タイムアタックでポールポジションを獲得することができて最高の気分だし、決勝レースが待ち切れないよ」
2戦連続のポールシッターとなった可夢偉は「予選はこの週末のほんの一部でしかありませんが、ポールポジションを獲得できたこの瞬間を喜びたいと思いますし、ポールポジションによる1ポイント獲得でチームに貢献できたのは良かったです」とコメント。
「若干苦戦した金曜日の後、午前中の公式練習走行でも改良を続けました。ホセ(-マリア・ロペス)が本当に素晴らしいラップタイムを刻んでくれましたし、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれました。これはチームワークによる結果です。あとは決勝レースに集中します」
8号車トヨタの中嶋一貴は「厳しい予選でしたが、クラッシュしなかったのは不幸中の幸いです。大クラッシュになりかねない出来事でした」とあわやの場面に遭遇した予選を振り返った。
決勝に向けては「7号車がポールポジションを獲得したことを祝福します。ここニュルブルクリンクにおけるTS050ハイブリッドの速さは示せましたし、決勝でも強さを見せて、選手権争いのためにも多くのポイントを獲得できればと思っています」と意気込みを語っている。
レースウイーク最終日となる16日(日)は現地時間13時(日本時間20時)に6時間レースのスタートが切られる。