投稿日: 2016.07.25 13:47
更新日: 2016.07.25 17:35
更新日: 2016.07.25 17:35
WEC第4戦ニュル決勝はポルシェ1号車が今季初V。 トヨタ勢は不本意な結果に
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一方、ペナルティを消化したポルシェ2号車には、3番手を走行していたアウディ8号車が接近し、2号車のニール・ジャニと、8号車をドライブするロイック・デュバルとの激しいバトルに発展していった。150周目の1コーナーでデュバルはインサイドに飛び込み2番手に浮上したが、ポルシェ2号車とアウディとのバトルはまだ終わらず、今度はアンドレ・ロッテラーがドライブする7号車が3番手のポルシェを狙い接近していった。
2号車と7号車は、他クラスのマシンをかき分けながら、コースのいたるところでサイド・バイ・サイドのバトルを展開する。軽い接触を何度か繰り返しながらも、スペースを残す高度なバトルの軍配は7号車に上がった。ポルシェ2号車はバトル中に左リアを破損。ピットでの修復を指示するオレンジボールが提示され、さらに後退。表彰台争いから脱落してしまう。

トップの1号車は、チームメイトの2号車とアウディ勢との激しいバトルを尻目に、順調にリードを築き上げ、最終的には50秒以上の差をつけ今シーズン初のトップチェッカーを受けた。2位は8号車、3位は7号車とアウディ勢が2台表彰台を獲得。地元戦でドイツ勢が表彰台を占めた。
「ポルシェにとってのホームコースで勝利を飾れて本当にハッピーだよ。激しいコンペティションのなかで、特別なパフォーマンスを示すことができた。ここ数戦タフな戦いを強いられてきた1号車のメカニックたちにとっても良い結果だったし、コンストラクターズチャンピオンシップを考えても良かった」とウエーバー。
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