更新日: 2018.06.07 01:41
アロンソ&バトン登場のテストデー、リラックスムードでもライバル視察は欠かせません/ル・マン24時間現地ルポ第2回
こちらはLMP2クラスのGドライブ・レーシングを率いるロマン・ルシノフさんです。最近はWECスパ、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第3戦モンツァと勝ちまくって、乗りに乗っているルシノフさん。
前回のWECスパブログでも書きましたが私的にとても気になるドライバーでした。編集を説得した結果、晴れてオートスポーツ特別編集『ル・マン24時間 2018』でページを設けることになりました。
私が抱いていたイメージとはまったく違い、とても紳士な方で丁寧に対応して下さいました。皆さん、ルシノフさんへの24の質問、楽しみにしていてください! ただ、ちょっと俳優の‘寺島進’さんに似ていると思うのは私だけでしょうか。
そしてこちらは私がWECスパの予選で勝手に開催した第1回『オー・ルージュ進入壁寄せ選手権』のLMPクラス優勝者、シグナテック・アルピーヌ・マットムートの36号車アルピーヌA470・ギブソンを駆るピエール・ティリエさんです。表彰内容を伝えたところ以外にも喜んでくれました。サムアップの右手が力強いです。
こちらはLMP1プライベーターのドラゴンスピードのピットですが、このロゴを見つけた時思わず爆笑です。
どうやらイタリアのレース用ECUなどを扱う会社のようですが、『on』の書体がかつて隔週で発行していたレース雑誌『Racing on』の書体とそっくりです。シリアスそうな雰囲気だったので話は聞けませんでしたが、どう見ても書体をパクったとしか思えません。
一方こちらはコース下見から帰って来たトヨタのフェルナンド・アロンソ様です。カメラ目線の後サムアップです。何かとてもル・マンをエンジョイしている感があります。
ご機嫌なアロンソ様はサインもしちゃいます。この後お客さんのセルフィーにも応じたりサービス満点です。
そのアロンソ様が駆るトヨタTS050ハイブリッドですが、私的に昨年からとても気になっている部分があります。フロントタイヤ後部に貼られている“P1”ロゴ部のスリットがそれです。
空力的造形のようですが、空力担当者に話を聞くと「あれは寿司太郎の海苔」という答えが返ってきます。
ただ私的にはどうしてもあのスリット、海外出張の際よく乗るボーイング777-300ERのトイレ内洗面台の排水溝に見えてしまいます。空力担当者の方申し訳ありません。
さあテストデイ恒例の全車整列撮影が始まります。陽炎のなかLMP1勢が姿を現しました。脳内では『西部警察』のメインテーマ(PART III)が流れ、各車両がスーパーZやRS3兄弟に見えてきます。右端の工事用車両は大門団長がすっくと立っている放水車サファリのようです。
整列が始まったストレート上、某メーカーの空力担当者の方が不気味な存在であるBRエンジニアリングBR1・AERを写メっています。とよく見るとその後ろからその風景をニヤニヤしながら見つめる爺様がいます。
この爺様こそBR1の空力責任者(SF14の空力も担当した)ダラーラのルカ・フィニャーカさん。カメラマンの間では、「あの車はル・マンでもサーキットじゃなくて隣の飛行場で走った方がいい」とか「スタートしたら3台だけ飛行しながら周回するから撮るのが大変だな」などと言っていましたが、対策が功を奏したのかまずは無事にテストデイを走り切って一安心といったところでしょうか。
その横ではバトンさんがトヨタTS050ハイブリッドをガン見です。ですがさすが英国紳士、覗き込むようなことはしません。
迎えた日曜日、いよいよ走行開始です。チームメイトのセバスチャン・ブエミの走りを見つめるアロンソ様。何故か『家政婦は見た』の市原悦子状態になっています。
フォードシケインのアウト側へやって来ました。まだまだテストデイ、消防士さん達もまだまだリラックスです。ただ気になるのはカメラを持っているオフィシャルの目の前をアロンソ様駆る8号車トヨタが走っているというのにレンズを向けないとはどういうことでしょうか?
そして皆さんご存知のようにロスマンズカラーが復活しました。願わくばエンジンブローなどで白い煙を吐くことがないようお願いしたいと思います。
さて今ブログ最後はLMP2クラスに参戦するユナイテッド・オートスポーツのファン・パブロ・モントーヤ様の変顔でお別れです。
次回更新は公開車検後を予定していますがどうなりますでしょうか。それでは皆さまごきげんよう、さようなら。