更新日: 2018.10.14 22:22
小林可夢偉擁する7号車トヨタが2018年WEC富士制覇。ポール剥奪、第3戦失格処分の流れ断ち切り大逆転
LMP2クラスは37号車オレカ07・ギブソン、38号車オレカ07・ギブソンを走らせるジャッキー・チェン・DCレーシングがワン・ツーを達成。クラス3位には36号車アルピーヌA470・ギブソンが入った。
井原慶子がスポット参戦した50号車リジェJS P217・ギブソンはクラス5位でチェッカーを受けている。
アストンマーチンやフォード、フェラーリ、BMW、ポルシェが覇を競っているLM-GTEプロクラスは予選で後方に沈んだ92号車ポルシェ911 RSRが巧みなレース運びで粘り勝ち。クラス2位は82号車BMW M8 GTE、クラス3位は67号車フォードGTが獲得した。
レース序盤、星野敏がクラス首位を力走したLM-GTEアマクラスはヨルグ・ベルグマイスター擁する56号車ポルシェ911 RSRが優勝。星野もドライブした88号車ポルシェはクラス2位だった。
また、レース中盤以降、テール・トゥ・ノーズのバトルを続けていたジャンカルロ・フィジケラ擁するスピリット・オブ・レースの54号車フェラーリ488 GTEと澤圭太擁するクリアウォーター・レーシングの61号車フェラーリ488 GTEによる争いは、ファイナルラップに激化。
アドバンコーナーを2台横並びで立ち上がると、61号車フェラーリは54号車フェラーリに押し出されるような形でランオフにはみ出しながらも、サイド・バイ・サイドでダンロップコーナーへ。このブレーキングでインをついた61号車フェラーリがオーバーテイクしてそのままチェッカーを受けたに思われたが、最後はフィジケラのフェラーリが0.251秒差でクラス6位でチェッカー。クリアウォーターはクラス7位となった。
WEC“スーパーシーズン”の第5戦は今戦の約1カ月、11月16~18日に中国・上海国際サーキットで開催される。