更新日: 2018.10.15 14:11
ポルシェ 2018/19年WEC第4戦富士 レースレポート
プレスインフォメーション
2018年10月14日
世界耐久選手権(WEC)第4戦富士 決勝
ポルシェが富士で勝利しチャンピオンシップのリードを拡大
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のGTワークスチームは、富士スピードウェイで10月14日(日)に開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)の第4戦、富士6時間耐久レース決勝において510psを誇る911 RSR(#92)を駆るケビン・エストーレ(フランス)/ミハエル・クリステンセン(デンマーク)組がGTE-Proクラスで勝利を飾りました。
チームメイトの911 RSR(#91)をドライブしたリチャード・リエツ(オーストリア)/ジャンマリア・ブルーニ(イタリア)組は5位でチェッカーを受けました。
この結果により、ポルシェはマニュファクチュアラーおよびドライバータイトル争いでリードを広げました。GTE-Amクラスでは今年からWECに参戦するチームチーム・プロジェクト1がポルシェワークスドライバーのヨルグ・ベルグマイスター(ドイツ)、パトリック・リンジー(アメリカ)、エギディオ・ペルフェッティ(ノルウェー)により初優勝を飾りました。
5つのマニュファクチュアラーの合計10台によって争われるGTE-Proクラスは天候の変化に翻弄されました。霧雨が降り続くなかで迎えた決勝レースはスタートからまもなく30分間に渡ってセーフティカーがコースに留まり、その間に路面が乾き始めました。
エストーレとクリステンセンの92号車は他に先駆けてスリックタイヤを装着します。コンディションにマッチしたセットアップと見事なピット戦略によって、フランス人とデンマーク人のコンビは徐々に上位陣とのリードを狭めます。
レースが残り90分になった頃、クリステンセンはトップに躍り出ます。最後のピットストップでステアリングを託されたエストーレはトップのままコースに復帰し、リードを保ったままチェッカーフラッグを受けました。ブルーニとリエツの91号車はタイヤのトラブルとピットのミスにより5位でレースを終えましたが、貴重なポイントを持ち帰りました。
チーム・プロジェクト1が優勝したGTE-Amクラスでは、ポルシェ・ヤングプロフェッショナルのマッテオ・カイローリ(イタリア)と星野敏(日本)、ジョルジオ・ローダ(イタリア)のデンプシー・プロトン・レーシング、88号車は2位を獲得し、今シーズン初めてポディウムに上がりました。
ポルシェジュニアのトーマス・プレイニング(オーストリア)はガルフ・レーシングのマイケル・ウェインライト、ベンジャミン・バーカー(ともにイギリス)と組んで素晴らしいWECデビューを飾りました。
ポルシェ・ヤングプロフェッショナルのマット・キャンベル(オーストラリア)がクリスチャン・リード(ドイツ)、ポルシェジュニアのジュリアン・アンドリューとドライブし、GTE-AMクラスのタイトル争いをリードするもう1台のデンプシー・プロトン・レーシングの911 RSRはピットでの修理に時間を費やして8位に終りましたが、手堅くポイントを獲得して首位の座を保持しています。
2018/19年のWEC第5戦は上海で10月16日に開催される予定です。