投稿日: 2019.07.10 12:55
更新日: 2021.03.08 14:57
更新日: 2021.03.08 14:57
WEC:新型911 RSRを発表したポルシェ、2019年型開発にあたってはターボ化も検討
autosport web
2019年型ポルシェの特徴のひとつは、エキゾーストがリヤから後輪前方のサイド出しになった点だ。
この変更についてツアリンデンは4つの理由があると語り、「ひとつめはパッケージングとエアロダイナミクスを考えてのことだ。排気口をサイドに移すことでリヤの空間をより自由に使えるようにした」と説明した。
「ふたつめの理由は重量だ。リヤタイヤの前方という場所は、リヤアクスル前方に置かれるボクサーエンジンから最短距離の位置にある。(エキゾーストパイプが短ければ)その分だけクルマは軽くなる」
「そして、3つめはエンジントルクの増加を狙ったものだ。トルクを増すことでクルマのドライバビリティがわずかに向上している」
「また、従来型において我々はエキゾーストにダメージを与えるような、後方からの追突が増えていることを学んだ。サイド排気にすることで競合するマシンからのダメージがずっと抑えることができると考えたんだ」
また、彼ははボンネット上の給油ダクトのアプローチ変更についても言及。
「クルマを見てもらえれば分かるように、給油口を右側から左側に変更できるようになっている」とツアリンデン。
「エアロダイナミクスの観点からこの部分をみたとき、給油口のあるボンネット後部は開いていても、閉じていても大きな違いはないことが分かったんだ。そのため、両方とも開いたままにしておくことにした。デザイン的にもよくフィットしているしね」
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