更新日: 2019.07.25 16:28
【ブログ】セナとマンセルの名バトルはどこへやら。灼熱のバルセロナ、走行前日にあわやリタイア/WECプロローグ現地情報(2)
さぁ毎度おなじみ、ここからが長いんです。上空のWEC専属カメラマンと地上のWECメディアデリゲート、ジェフ・カーター氏(写真中央)が無線で連絡を取り合い、1台1台を整然と並べていきます。後ろには、続々と他の車両も集まってきています。
ちょうど手持ちの水が尽きかけていたこともあり、タイヤバリア横のわずかな日陰に避難し、とりあえず遠目に作業を見守ることとします。熱中症になっては元も子もありませんので(ビールも飲めないし)、お許しください。
わずかな日陰に、チームスタッフたちも次々と吸い込まれていきます。
がしかし、ジネッタのスタッフは超ストロングスタイルです。アスファルトの上に座り込んで、楽しそうに過ごしているじゃないですか。なんだか遠目には、ビーチで愛をささやきあっているカップルのように見えなくもないです……暑さのせいか、だんだんこちらの思考もおかしくなってきます。
はい、こちら現場の最後尾です。このフェラーリ62号車の位置決めが終われば、お待ちかねの撮影タイムとなります。ここからですと、高所作業車は随分と遠くに見えます。
ようやく完成! ハイアングルからの写真は、WEC公式写真でお楽しみください。
撮影が終わってOKが出ると、チームスタッフも日陰から這い出してきます。最初のクルマを並べ始めてからここまで1時間、各チームも作業を止めて暑いなかマシンを運び、さらに長時間待つのは大変でしょうが、みなさんすごく協力的で楽しそうなんですよね。この雰囲気は、とてもいいなぁと毎回思います。
はい、もちろん帰りも歩きますよ(今度は登り)。もはやマンセルのこともセナのことも考えることはできません。頭の中にあるのはただひとつ、キンキンに冷えたビールだけです。
この日はサーキット1周+ターン2まで往復2km。なんだかんだで、7kmくらいはコース上を歩いたんじゃないでしょうか。ジョギングシューズで来て良かった。
さんざんビール、ビールと連呼してしまったので、この晩ホテル近くのレストランで頂いたビールもご紹介しておきましょう。バルセロナの地ビールのようですが、いままで飲んだビールで一番美味しかった気がします。暑いなか頑張ったせいかもしれませんが、これは格別な一杯でした!(もちろん一杯では終わりませんでしたけど)。
そんなわけで、本日はここまで。3回目がありましたら、またお会いしましょう。アディオス!