投稿日: 2016.10.16 23:01
更新日: 2016.10.16 23:38
更新日: 2016.10.16 23:38
【WEC富士】14年以来の勝利を手繰り寄せた可夢偉の走り。「仕事ができてよかった」
AUTOSPORTweb
しかし、可夢偉のタイヤは2スティント目。追いかける8号車アウディはフレッシュなタイヤでペースも速く、レース残り10分を切る頃には4秒差まで迫ると、ファイナルラップでは1.489秒後方まで追い上げてきた。
可夢偉は、最終スティントの状況を「ロイックのペースは、僕たちよりも断然速かった」と振り返る。
「(2スティント目の)タイヤを壊さないために、ブレーキングで無理ができませんでした。その結果、バックマーカーの処理に苦労する場面もありましたね」
「一発の速さで勝負するには限界があります。いかに少ないロスでトラフィックを捌くかに集中していましたよ」
可夢偉にとってはシリーズ初、そして2009年のGP2アジアシリーズ以来となる表彰台の頂点。「ホームレースで“仕事”ができて良かった」と、その喜びを表現する。
「最後に、こうやって(中古タイヤでの連続スティントを)任されたのは、期待されている証。その仕事をしっかりとこなすことができて良かったかな」
「ただ、本当の勝負は来年だと思っています。そこに向けて、いい形で望めるようになりました」