更新日: 2020.09.18 21:14
レベリオンとの接戦を制した可夢偉がPPを獲得。山下健太はクラス4番手/ル・マン24時間ハイパーポール
LMP2クラスでは、最初のアタックラップでレーシングチーム・ネーデルランド29号車オレカ07のニック・デ・フリースがコースアウト。幸いダメージはなく、ピットへと戻ってタイヤを交換する。
山下の最初のアタックラップは3分25秒896で、デ・フリース以外の5台が計測を終えた時点で3番手。直後に山下はピットへと戻ったが、その間にもアタックを続けていたユナイテッド・オートスポーツ32号車オレカ07のアレックス・ブランドルが山下を上回って3番手につける。
セッションがちょうど折り返しを迎えるころ、ピットに留まるライバル勢を後目に、山下がいち早くコースイン。この2回目のアテンプトで山下は3分25秒426をマークし、ユナイテッド・オートスポーツ22号車オレカ07、Gドライブ・レーシング26号車アウルス01に続く3番手へと返り咲く。
と、ここで序盤のコースオフによりタイムが出ていなかったレーシングチーム・ネーデルランドのデ・フリースがアタックラップをまとめて2番手へと浮上。4番手に後退した山下はピットへと戻り、アタック終了となった。トップタイムはユナイテッド・オートスポーツ22号車のポール・ディ・レスタがマークしている。
LMGTEプロクラスでは、序盤にポルシェGTチームの91号車ポルシェ911 RSRをドライブするジャンマリア・ブルーニがトップに立った。一方のアマクラスはデンプシー・プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSRのマット・キャンベルが首位に立つ。
プロクラスは結局このままブルーニがポールポジションを獲得。セッション中盤にはアストンマーティン・レーシングの95号車アストンマーティン・バンテージAMRを駆るマルコ・ソーレンセンが2番手に続いていたが、終盤に入ってAFコルセの51号車フェラーリ488 GTE Evoのジェームス・カラドがソーレンセンを逆転。プロクラスはポルシェ、フェラーリ、アストンマーティンという順で、3メーカーがトップ3を分け合った。
一方のアマクラスは、残り5分ほどのところでルーツィヒ・レーシング61号車フェラーリ488 GTE Evoのコム・レドガーがトップタイムを奪った。2番手にキャンベル、3番手にはチーム・プロジェクト1の56号車ポルシェ911 RSRのマッテオ・カイロリが付けている。