投稿日: 2017.05.28 11:38
更新日: 2017.09.11 11:02

SF第2戦レース2予選:赤旗で一発勝負のアタック。石浦宏明が逆襲のポール奪取


スーパーフォーミュラ | SF第2戦レース2予選:赤旗で一発勝負のアタック。石浦宏明が逆襲のポール奪取

 アタック中のニック・キャシディ(KONDO RACING)が3コーナーでコースオフ、マシンをストップさせ残り時間1分6秒で赤旗が出された。全車フルアタックでのタイムを残せていない状態での赤旗となり、前日のレース1覇者のアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)は12番手のノックアウト圏内で窮地に立たされる。

 その後、セッション残り時間が2分30秒と延長されて再開。各車再びコースへと向かいウォームアップラップ1周+タイムアタックの1発勝負に望みをかける。

 ノックアウト圏内にいたロッテラーはしっかりと走りをまとめ上げ3番手タイムで無事Q2へ進出。その直後にタイムを出した石浦が1分14秒248でトップへと躍り出た。

 その後は王者国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が10番手に入るも、直後に伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が8番手に入り、国本は押し出されQ1敗退。前日、驚速タイムでポールポジションを獲った関口は10番手でギリギリのQ2進出となった。

 各ドライバーなんとか自己ベストタイムを残していくも山本尚貴(TEAM MUGEN)は最終コーナーへの進入でマシンを大きくスライドさせてハーフスピン。アタック失敗に終わり19番手の最後尾となってしまう。セッション中盤にひとりタイムアタック作戦を行っていた山下は5番手、大祐も9番手と、作戦は大成功となり、石浦、山下、関口、ロッテラー、ガスリー、小林可夢偉(KCMG)、伊沢、大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)の10人がQ2へ進出。

  10分のインターバルを経て始まったQ2は10分間の走行。真っ先にコースへと向かったのはQ1トップの石浦、関口、ガスリー、可夢偉、大嶋がセッション開始と同時にコース上へと繰り出し、 少し間隔をかけて伊沢、ロッテラー、山下、大祐、そしてさらに間隔を空けて最後に一貴がコースへ向かう。

 最初にアタックを行いモニター最上位に名前を出したのは2周目でタイムを出した大祐で、3周目に兄の一貴がトップタイムを塗り替える。今セッションでは各車、タイムアタックに入るウォームアップの周回が分かれ、可夢偉、伊沢、山下は4周目に、関口、ロッテラーは5周目にアタックを行った。

 そして最後、ハーフスピンもあって6周目にアタックを行った石浦が1分13秒918とひとりだけ1分13秒台に入りトップに躍り出て、ポールポジションを獲得。2番手にはレース1で初入賞を飾ったルーキー山下が初のフロントロウを獲得。前日に続き、トップ3をトヨタエンジン勢が占める結果となった。決勝は14時25分から51周の周回数で争われる。


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