更新日: 2017.08.21 11:07
P.MU/CERUMO・INGING 2017スーパーフォーミュラ第4戦もてぎ 決勝レポート
2017 SUPER FORMULA
P.MU/CERUMO・INGING Race Report
第4戦 ツインリンクもてぎ
◆8月20日(日)決勝
#1 国本雄資 15位/#2 石浦宏明 4位
<決勝>天候:曇り|コース状況:ドライ
2017年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦。予選開始と同時に降り出した突然の雷雨の影響を受け後方グリッドからのスタートとなったP.MU/CERUMO・INGINGの2台は、石浦宏明が4位フィニッシュでポイント獲得に成功し、国本雄資は15位フィニッシュとなった。
前日の公式予選が雷雨により途中順延。決勝日午前中のフリー走行を30分から10分に短縮し、Q2・Q3が行われることになった。残念ながらQ1で敗退しているP.MU/CERUMO・INGINGにとっては決勝前のチェック走行時間が削られることになるが、わずかな時間の中でタイヤの皮むき作業を含め決勝に向けた準備を進めていった。
昼過ぎからのピットウォークを迎える前に雨が降り、路面はたちまちウェットコンディションへと変わってしまった。ただしすぐに雨はやみ、気温も30℃近くと高いこともあって、スタート前の8分間のウォームアップの時点では所々にウェットパッチが残る程度まで回復。決勝は完全ドライコンディションでスタートした。
国本、石浦ともにスタートダッシュでポジションアップに成功。国本は予選で前にいた石浦もかわし15番手でオープニングラップを終えた。ただし、ミディアムタイヤでスタートした2台に対し、ソフトタイヤでのスタートを選択したライバル勢がプッシュをかけ、レース序盤に国本は16番手、石浦は最後尾まで順位を下げることになってしまう。
集団の中に入り込んでしまったこともあり思うようにペースを上げられない国本は、12周を終えたところで早々にピットインを決断。初めて決勝で使用するソフトタイヤのライフに不安はあるものの、他車とのスペースをつくりソフトタイヤで追い上げる作戦に出た。
交換して数周は1分35秒台のハイペースを重ねたが、各車がピット作業を済ませたところでもう一度集団につかまってしまう。数台が連なって周回する状況を打開しようとして国本は必死に追い抜きにかかるが、最後まで扉をこじ開けることができず、15位でのフィニッシュとなった。