スーパーフォーミュラ:SUNOCO TEAM LEMANS 2017第5戦オートポリス レースレポート
大嶋和也選手のコメント
ソフトタイヤでの走行を(他車よりも多く)重ねてくるなかで、ソフト装着時のマシンバランスには自分自身とても良い感触をもっていましたし、決勝でも長く使えると考えていました。シーズン途中でエンジニアリングスタッフをさらに強化するなど、チームもいろいろと努力しているなか、3位表彰台という結果が出せて良かったです。
次のSUGOは自分が一番得意なコースですし、今季ここまではなんとかポイントを取らねば、と思ったりもしていましたが、ひとつ結果が出たので少しリラックスもしつつ自分の走りに集中して、またいい結果を狙っていこうと思います。
片岡龍也監督のコメント
燃費の面では決勝日の朝のフリー走行が終わった時点で、4周目以降のピットインならゴールまでいけるという数字が出ていました。あとはソフトタイヤを長く使えるのかどうかでしたが、大嶋が前戦を含めていろいろと試してきてくれていた部分もありましたし、やはり決勝日の朝のフリー走行で、(50周)もつだろう、という見解を得ることができました。
順位を上げるためにも他よりアグレッシブな、早め早めの戦略を採っていく必要がありましたし、エンジニアリングチームにはいろいろな作戦の選択肢を考えてもらっていました。
ダブル表彰台という結果を得られた要因としては、まずドライバーふたりがタイヤをセーブしつつも速いラップタイムで走ってくれたことが挙げられると思います。彼らの走りがあったからこそ、ディングルとクラークを中心にしてチームが立案した素晴らしい作戦が活きました。
そして2台のピットストップが短い間隔で続いたなか、メカニックたちも給油とタイヤ交換の作業をしっかりこなしてくれたと思います。展開が我々に向いた面も含めて、決勝ではそれぞれのパートでそれぞれが本当に完璧な仕事をした結果の2-3フィニッシュでした。
これであと、勝つために必要なのはやはり予選一発というところの課題だと思いますし、ここ2戦、ソフトをうまく使ってきた我々としては次からソフトがなくなることも意識して、さらにハードワークしていかないといけません。今回の結果を喜びつつ、気を引き締めていきます。