更新日: 2016.03.17 12:06
関口&バンドーン&山本に聞く、公式テストの展望
また、もうひとりの注目新人ドライバー、バンドーンは「(昨年戦った)GP2とスーパーフォーミュラの1番の違いはタイヤだね。それにコーナリングスピードがまったく違うよ」と、GP2との違いを表現した。
「(2日間とも)とても短いセッションだったけれど、ほとんど経験がない状態だから、マシンのフィーリングを確かめて、コースを覚えるには絶好の機会となったよ。月曜日から始まる公式テストで走行を重ねていけば、シーズンに向けた予想がしやすくなると思う」
「今まで戦ってきたレースとは異なる“文化”がスーパーフォーミュラにはあると思う。それを学び、理解する必要があるけれど、走りこんでいけば慣れていくだろう。もちろん、いい結果を出せるという自信も持っているよ」
バンドーンはスペシャルラン初日は11番手、2日目は9番手というポジション。もっともF1に近いドライバーと言われるバンドーンが、2日間の鈴鹿合同テストでどこまで習熟度を高めてくるか、期待したい。
そして、昨年ホンダエンジン勢として唯一の勝利を挙げた山本は、今回持ち込まれたヨコハマタイヤが昨年テストしたものとは異なる感触だったことを明かした。
「ヨコハマタイヤの感触は掴めていたと思っていましたが、今回からタイヤ(の構造など)が変わったので、セッティングを煮詰め直す必要があります。この2日間はそこを重点的に行っていました。感触としては悪くありませんが、このタイヤに合わせたセッティングと走り方を、もう少し煮詰めないとトップに立つのは難しいかなと思っています」
タイヤの印象に関して、ドライバーからは以前感じられたピーキーさがなくなったという意見やブリヂストンタイヤに似てきたといった声も聞かれており、やはりいかに素早くタイヤの特性を掴むかが、シーズンの鍵となることは間違いなさそうだ。
なお、14日の鈴鹿公式合同テストは午前10時30分~午後12時30分、午後3時30分~午後5時30分の2セッションが行われる予定。この合同テストは、ファン感謝デーの特別招待券かシリーズ開幕戦のチケット、遊園地入場料で観戦可能となっている。