更新日: 2018.04.23 05:22
ホンダ期待の若手、松下と福住、決勝不発もスーパーフォーミュラ開幕戦で見せた大きな”インパクト”
「正直、結果は悔しいですけど、そんなに気にしていないです。自信をなくすとか、そういうことはないです。今日はトラブルがなくても、その後のレースを見ていると行けたとしても3位までだったと思います。関口雄飛選手(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が速かったですしね」と福住は素直にライバルの速さを認めた。
一方、福住と同じく注目を集めた松下。決勝では見せ場はほとんどなかったが、それでもやはり、この開幕戦で大きなインパクトを与えた。
「レースペースは悪くなくて、ソフトタイヤでスタートしたんですけどミディアムのパック(一団)に入ってしまった。そこをなんとか打破しようとしてピットインしたんですけど、結局、ピットアウト後も誰かのマシンの後ろになってしまって、ペースは僕の方が速かったんですけど抜くまでには至りませんでした。やっぱり、予選が大事なのを痛感しました」
39周目にはスピンも喫してしまった。
「デグナーで縁石にヒットして、クルマのバランスを崩してしまいました。あの周だけ、ちょっと甘かったです」
決勝では為す術なく12位に終わったが、週末を振り変えれば予選Q1での衝撃的なトップタイムが際立っていた。Q2ではアタック中に赤旗が提示され、ノックアウトされてしまったが、その経験を踏まえ、松下はスーパーフォーミュラでの戦い方をこの1戦で充分に感じ取ったようだ。
「開幕戦を終えてペースやパフォーマンス自体は悪くなかったと思います。ここで落ち込まずに、予選の大事さを痛感したので、とにかく予選の順位を意識していきたいですね。やっぱりトップ5に入っていないと勝ち目はないなと思いました」