更新日: 2018.05.28 10:59
トヨタ スーパーフォーミュラ第3戦SUGO レースレポート
コースアウトしたディルマンの車両撤去にも手間取り、予定よりも遅れて午後2時15分から7分間のQ2がスタート。今大会、フリー走行からトップタイムをマークするなど好調な石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がこれまでのコースレコードを更新する好タイムをマークし2番手。
チームメイトの国本もコースレコード更新タイムでこれに続き3番手。小林 可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が5番手、平川が6番手、中嶋が7番手でQ3へ進出。関口の脱落によりQ2進出を果たした山下は進出ラインの8番手にコンマ1秒及ばず10番手、キャシディが11番手でQ3進出を逃すこととなりました。
Q3(7分)は午後2時32分にスタート。各車Q2までとはなぜかタイヤのグリップ感が変わったコンディションに苦しみながらもタイムアップ。平川がまず1分4秒台に入れると、小林がこれを上回るタイムで2番手、最前列グリッドを獲得。平川は3番手。国本が平川のタイムと1000分の1秒差の4番手で2列目に並ぶことに。
中嶋は7番手。石浦はセクター2で最速タイムをマークし期待されましたが、僅かに攻めすぎ、SPコーナー出口でハーフスピン。なんとかクラッシュは免れたものの、以降のアタックは諦めざるを得ず、8番手から決勝に臨むこととなりました。
決勝
27日(日)も好天に見舞われ、気温24度、路面温度41度のコンディション。暖かな日差しの下、多くのレースファンが見守るなかで予定よりも4分遅れの午後2時19分、68周で争われる決勝レースのスタートが切られました。
最前列2番手グリッドの小林はそのままの順位をキープすると、首位の車両から離されることなく周回を重ね、14周目のストレートエンドで首位を奪取しました。
首位に立った小林は、後続をみるみる引き離し、2位に4秒もの差を付けましたが、17周目、ロシターが前車をパスしようとして接触、2台ともにコースオフ。これでセーフティカーが導入されることとなり、小林が築いたマージンは帳消しとなってしまいました。
中嶋ら数台がこのセーフティカー導入と同時にピットインし、その翌周には平川らもピットへ。これに対し小林と国本の2台はピットインせず、1-2位につけて24周目にセーフティカーが戻り、本格戦が再開されました。
小林はどこかで一度ピットインしなくてはならないため、ピットインを終えた車両よりも前でコースに戻るためには、その車両と約35秒以上のマージンを稼ぐことが必要となり、再スタートから猛プッシュを開始。周回毎に後続との差を広げて行きました。
43周目、実質的な首位となる、ピットイン終了組最上位との差を30秒まで広げてピットインした小林でしたが、ピット作業でタイヤの交換に手間取りタイムロス。アウトラップでも数台にかわされ、実質6位でコースへ復帰しました。